富士山の夏季以外の登山をめぐり、山梨、静岡両県では閉山期の入山規制や遭難救助費用の自己負担など、安全対策の議論が進んでいる。一方で、雪山登山や高所順応、混雑回避など、夏季以外だからこそ富士山に登りたいという登山者も少なくない。山と溪谷オンラインでは、この問題について2026年6月25日から2026年7月5日まで登山者を対象にしたアンケートを実施し、1605人の回答を得た。その結果、「一定の条件付きで認める」が過半数を占めるなど、安全確保と登山の自由の両立を求める登山者の姿勢が浮かび上がった。台風一過、神々しい光景が広がる、山開き前の富士山頂
「夏季以外の富士山登山について、望ましいと思う運用をひとつ選んでください」の設問では、「一定の条件付きで認める」が52.7%で最多で、なんらかの規制が必要と考えている人が最多となった。そのほか、「許可制で認める」が28.1%、「現状維持」が13.6%、「原則禁止にする」5.5%と続いた。
条件付きあるいは許可制を選んだ人に対する「夏季以外の富士山登山について、行政による規制の内容として望ましいものを選んでください」(複数回答可)という設問では、「登山届(登山計画書)提出の義務化」が1142人で最も多く、「登山保険加入の義務化」が926人と続いた。「救助費用の有料化」723人、「ルール違反者への罰金等の導入」664人、「技術や装備等の審査を伴う許可制の導入」473人、「登山の有料化」389人、「事前講習受講の義務化」186人、「ガイド同行の義務化」70人なども多くの回答があった。
■その他の回答
閉山期は道路も閉鎖すべき。登りたい場合は1合目から登るようにする/一律有料化や特定機関の申告義務徹底により、そもそも「入山料を払わないと入ってはいけない山」「許可がないと登れない山」という一般認識を作ったほうが、人間の心理を突いた規制ができると思う/指定期間以外は自己責任で登ることとし、公的な救助活動は行わない/冬季は許可制、春秋は自己責任/救助費用有料化は、他の山域と合わせるべき/夏と同じくゲートにて装備等のチェックを実施/一合目から登る人のいわゆる入山料は無料/5合目までの道路の閉鎖(上高地のように)/救助は民間団体のみで行う。その団体は季節外登山を求める人達が立ち上げ、維持する事/救助費用を事前に預託した人のみ救助する(500万円など)/指定の手続きを正式に満了している人のみ救助隊の派遣対象とする/海外からの観光登山に対しても、保険加入の義務化を徹底する/刑事罰/積雪期登山届の審査制度(冬季剱岳に準じる)/登山者の能力評価と教育をおこないライセンス制にするのが現実的(ほかの山域でも同様になった場合、だれがどのように行うのか)/バリエーションルートの立入禁止/例えばYAMAPなどで日常的に登山経験があることが確認できる人は夏期以外の入山を認めてほしい。アプリの有料オプションにすれば、運用コストはさほどかからないのではないかと思う/日本の税負担をしていない海外の登山客には入山料や遭難費用の負担はより多くすべき/登山届未提出もしくは一定水準以下の装備が確認された場合は救助費の有料化/大体ルールを守らず登るような人は届け等出さない。出してない人は二次遭難のリスクをあげるもはや人災、そういった人は自然の判断に任せた方が良い。後は甘すぎ、痛い目見なきゃ分からない/登山許可審査・警察による定期巡回/単独登山の禁止 ほか