警察官が発砲し“刃物男”死亡 威嚇射撃直後の2発目が左胸に 大阪府警“発砲の要件を満たしている”大阪・河内長野市

4日夜、大阪府河内長野市で警察官が刃物を持った男に拳銃を発砲し、男が死亡した事件で、大阪府警は発砲の要件を満たしているとした上で、詳しい状況を調べています。【画像】(速報)警察官に拳銃で撃たれて死亡した“刃物男”は近くに住む無職の60歳 死因は「出血性ショック」 大阪・河内長野市◇

警察官
「包丁おろせ、早くおろせ」

事件発生時の映像では、警察官の怒号が飛び交う中、叫び声のようなものも聞こえるのがわかります。

その後、多くの救急隊員らが、撃たれた男を病院へ搬送するため集まっていました。

目撃者
「『パーン』て聞こえたから、窓開けてみたら(男が)包丁持って、警察が『包丁おろせ』と言っていました」
警察によると、4日午後7時ごろ、「包丁を持った血だらけの男が暴れている」という通報があり、警察官が駆けつけたといいます。

現場は、大阪・河内長野市の千代田駅からほど近い場所です。すぐそばには、スーパーや住宅街があります。

スナックなどが立ち並ぶ路上で、男性巡査部長と刃物を持った男がにらみ合いになったということです。

巡査部長
「刃物を捨てろ」

巡査部長はこう警告し、1発、空に向けて威嚇射撃しました。それでも男が向かってきたため、1発目から2秒後、2発目を発砲し、男の左胸に命中したといいます。

男は現行犯逮捕されましたが、その後、死亡しました。
今回の拳銃の使用について、大阪府警は「発砲の要件は満たしていると思う。適正だったと考えている」としています。

「適正な発砲」とは、どのような状況を指すのか。元神奈川県警捜査1課長の鳴海さんは…

元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之さん
「(適正な発砲の)基準と言われると法律に明確には書いていない。現場の警察官の判断。命を守るために拳銃を使わなければならない場面があれば使う」
「適正な発砲」とは、人の命が危険にさらされている際の発砲だといいます。今回の場合…

元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之さん
「上空に向かって威嚇射撃をしたけれども、全くひるむ様子もなく、かえって自分に向かってきた。このままの状態を放置すれば、自分(警察官)の命が危ない。刃物が第三者に向かえば、向かった先の人も命の危険にさらされる。発砲した結果、たまたま左胸にあたってしまったとみるのが普通。(拳銃を)標的に当てるのは結構難しい、訓練していても。人に向かって撃ったことがないのがほとんどの警察官。抵抗感がある。引き金をひいていいのか考えないといけないわけですから」

警察は、当時の詳しい状況を調べています。

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