走行中の車両で“危険行為”。 死亡事故にもつながる若者らの行動を警察が公開。背景には“SNSでの承認欲求”か 米

米ニューヨーク市ブルックリンで7月20日(現地時間)、走行中の列車で危険行為を行う若者たちの姿が撮影された。大けがや死亡事故にもつながりかねない行動に、同局は安全な列車の利用を呼びかけている。【実際の映像】ドローンが捉えた危険行為
地元メディア「News12ブルックリン」によると、ニューヨーク警察のドローンは同日の午後4時頃、ニューヨーク市地下鉄B系統の列車の屋根に乗る若者6人を発見した。6人は列車が徐々に加速するなか、最後尾の車両から走り始める。そして途中で車両の連結部分へと降りた。

警察官は、列車が駅に停車した際に6人を探すが見つけられない。しかし、上空から追跡を続けていたドローンが、線路から近隣の住宅の裏庭へ逃走するところを捉えていた。地上で捜索を続ける警察官とドローン部隊の連携により、12歳から15歳の若者5人が逮捕された。
若者らは、ブルックリン区のニューカーク・プラザ駅からキングス・ハイウェイ駅までの約5分間、走行中の列車の屋根や連結部分などに乗り移動する「トレイン・サーフィン」をしていたという。

逮捕された5人は、危険行為や不法侵入など複数の罪で起訴された。また、うち1人が地下鉄の設備内に侵入するための鍵を所有していたことが判明した。
トレインサーフィンは、SNSでの流行を機に真似をする人が増えた一方、トンネルや建造物との衝突、走行中の風圧による落下、カーブなどの際の車両間での圧迫などにより、大けがや死亡事故にもつながりかねない非常に危険な行為だ。

精神科担当医のグレイル・サルツ氏は、SNSで同調圧力や外部からの影響が大きくなるなか、承認欲求や所属欲求が強まることが背景にあると、CNNの取材で答えている。

NBCニュースによると、ニューヨーク市ではトレインサーフィンによる死亡事故が2023年に5件、2024年に6件確認された。さらに2026年5月には、市内でトレインサーフィンをしていた若者2人が列車から転落し、1人が死亡、もう1人が重傷を負う事故も発生した。

ニューヨーク警察は「Ride Inside. Stay Alive(車両内に乗って、生き延びろ)」というスローガンを用いて、注意を呼びかけている。

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