酒を飲んだ状態で、面識のない女性に体当たりして転倒させ、キスをするわいせつな行為をしたうえ、女性にけがをさせたとして、不同意わいせつ致傷の罪に問われているアルバイトの男の裁判員裁判が21日から盛岡地裁で開かれています。
初公判の罪状認否で男は起訴内容を認めました。
23日の公判では、検察側が拘禁刑3年を求刑しました。
不同意わいせつ致傷の罪に問われているのは、宮城県大崎市のアルバイトの男(25)です。
■女性の後をつけて→体当たり→覆いかぶさってキス
起訴状などによりますと、被告は2025年12月11日午後11時ごろ、盛岡市中央通3丁目の駐車場でアルバイトを終えた女性(当時20歳)の後をつけて、体当たりをして仰向けになった後に覆いかぶさり、キスをするわいせつな行為をしたうえ、骨盤と右ひじ、両膝関節打撲のけがをさせた罪に問われています。
※画像は、当該の裁判を傍聴した記者がAIをもとに作成したものです。
盛岡地裁の画像は、実際に現地で撮影したものです。
21日に開かれた裁判員裁判の初公判では裁判長を中央に、裁判官が2名、裁判員裁判に選ばれた男性3名、女性3名が着席しました。
傍聴人は記者を除き、7人でした。
罪状認否で被告は「間違いありません」と話し、起訴内容を認めました。
被告は黒のスーツに、白のワイシャツ、黒のネクタイの姿で出廷しました。
髪型はツーブロックの短髪で、前髪は上げていました。
■検察側「強固な犯意に基づく執拗な犯行」
【検察側の冒頭陳述要旨】
被告は犯行当日、当時の勤務先の研修に参加するため、盛岡市内のホテルに宿泊することにしていましたが、職場の懇親会の二次会が終わった後被告はワイヤレスイヤホンを両耳に装着し、音楽を聞きながら三次会へ向かっていました。
すると路上を歩いていた被害者を発見し、被害者の胸を揉みたいと考え尾行。
被害者がコンビニに入るのを確認すると、付近の駐車場で待ち伏せします。
被告はコンビニから出た被害者の後をつけ、被害者の胸を揉むため背後から全速力で駆け寄ったところ、被害者が突然立ち止まって振り返ったため、勢いのまま被害者に体当たりをし、被害者を路上に転倒させたとされています。
被告は路上に転倒したした被害者を見て「胸を揉むのではなく、キスをしよう」と考え犯行におよびました。
被害者が叫び声を上げたため被告は現場から逃走しましたが、犯行現場には被告がつけていた右耳用のイヤホンが残されていました。
被告の行動について、検察側は
・強固な犯意に基づく執拗な犯行である
・被害者に肉体的、精神的苦痛を与えた
・身勝手な犯行動機に汲むべき点はない
と指摘しました。