「刺されたから助けて」胸から血がドバドバ、あと1時間遅れていたら死んでいた…元恋人に包丁で刺された【26歳女性のその後】(平成28年の事件)

〈「よりを戻さないとレイプする」被害者は胸から大量出血、生死をさまよう事態に…26歳女性が元恋人に殺されかけた理由(平成28年の事件)〉 から続く【写真】この記事の写真を見る(2枚)交際わずか1カ月で始まった異常な束縛。耐えかねた26歳の愛梨さんが別れを告げると、22歳の男の狂気は一気に加速した。実家に張り付き、被害妄想に満ちた「監視日記」をスマホに綴る日々。そして男は、「復縁しなければ監禁レイプ、断れば殺す」という最悪の犯行計画を立案する――。

 前編で綴られたストーカー男の暴走は、ついに最悪の結末へと向かう。GPSや盗聴器で動向を掴み、大量のアダルトグッズと凶器の包丁を手に夜の駐車場で待ち伏せした男。一瞬の隙を突いて逃げ出した愛梨さんを執拗に追い詰め、その胸を容赦なく……。平成28年、大阪で起きた事件の結末とは。なお登場人物はすべて仮名である。(全2回の2回目/ 最初から読む )

◆◆◆
〈○月○日…愛梨、どっかへ行ってた。バイト休みで家にもいないけど。なぜなんだ〉

〈○月○日…愛梨の車内に一つずつ飲み物があった。男がいる証拠かもしれない〉

〈○月○日…バイト休みなのにまたどこか行ってる。多分男と会っているんだろう。白いワンボックスカーの男か〉
〈○月○日…家に車あった。パチンコ店にも車ない。遅番。シフト変わっている。男に送り迎えしてもらっているのか〉

〈○月○日…車の中に子どもの靴下があった。家に入る前に電話している。妻子持ちの男と不倫か?〉

 辻橋は自分と別れたのは別の男ができたからだと邪推し、「よりを戻さなければ拉致監禁してレイプ。婚姻届に判を押さなければ殺す」というとんでもない犯行計画を立てた。
事件を起こす2日前、辻橋は〈元気にしてるか?〉とLINEを送った。ところが、あっさりと既読スルーされたことから怒りが頂点に達し、犯行を決意した。

「まず携帯を見て、電話帳に男の連絡先がないか確認しよう。写真と動画も確認しよう。出会い系を利用していないか、オレのことをどう思っているのかも確認しよう。もし男がいたら殺そう。用意するものはカミソリ、電マ、ローター、結束バンド、朱肉……。ラブホテルとアダルトグッズを売っているところも調べておこう。婚姻届と花束も用意しておこう」

 その下準備として、辻橋は愛梨さんの車のナンバープレートの裏にGPSを取り付け、窓ガラスに盗聴器を仕掛けた。

「オレと結婚すると言わなければ、拉致してレイプしよう。慎重に、冷静に、周りを見渡して警戒し、絶対に逃げられないように……」

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