両容疑者粉飾決算疑惑のAIサービス会社「オルツ」、元社長ら4人を逮捕

東証グロース市場に上場していたAI(人工知能)サービス会社「オルツ」(東京、民事再生手続き中)による粉飾決算疑惑で、東京地検特捜部は9日、同社創業者で元社長の男(48)、前社長の男(34)両容疑者ら4人を金融商品取引法違反(有価証券報告書等の虚偽記載)容疑で逮捕した。
同社を巡っては、AIを使って会議などを議事録化するサービス「AI GIJIROKU(AI議事録)」について、複数の会社間で資金を動かし、自社に還流させる「循環取引」の疑いが浮上。証券取引等監視委員会が4月に強制調査に入り、特捜部も元社長らから任意で事情を聞いていた。特捜部は旧経営陣が不正を主導したとみており、逮捕して追及する必要があると判断したとみられる。
同社の第三者委員会は7月、同社が循環取引でAI議事録の売り上げを水増し。2021年からの4年間の粉飾額は計約119億円に上り、売り上げ全体の約86%が架空だったと認定した。
同社は14年に設立され、昨年10月に東証グロース市場に上場。疑惑発覚後の今年7月、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同8月に開始決定を受けた。同31日付で上場廃止となり、9月の臨時株主総会で両容疑者は取締役を辞任していた。

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