「自分が悲しかったよ。それなりに面倒見てきて。人を傷つけるのが最低だってわからなかったのかな。通っている病院に行くと、その話題ばかりで。なんだか私が責められているようでね」【写真を見る】「タグに謎の中国語…」桜井容疑者が飲食店で配っていたブランドのコピー品の数々
そう話す妙齢の女性。同居人の女性(42)の唇を縫いつけたけがを負わせたとして逮捕された、桜井政恵容疑者(50)の幼少期を知る、数少ない人物である。女性は容疑者を”問題児”だったと明言した。
容疑者はなぜ、猟奇的な犯罪に走ったのか──。その背景を取材すると、複雑な生育環境が見えてきた。
「被害者の女性が『トラブルになって容疑者が怒り出し、唇を縫われた』と話していることが新たにわかりました。またこの女性には腕や足に複数のあざが認められたといい、茨城県警は日常的な暴行があったとみている」(大手紙社会部記者)
桜井容疑者は昨年4月ごろから、2人の息子とともに被害者と同居していた。2階建ての住まいは、すでに離婚した元配偶者が購入した物件だ。容疑者は建築業や清掃業、飲食店での業務などを転々とするかたわら、ともに住む女性に、稼いだ金を納めるよう求めていた。
7〜8年前に、職場が同じだったという女性が話す。
「第一印象は、”怒らせたら犯罪しそう”。人柄というか、雰囲気というか、『こいつ見るからに悪そうな顔してんな』と思いました。特にトラブルはなかったと思うけど、決して真面目ではなかったですよ。仕事に来ない日もあったし、ちょこちょこ作業を抜けてタバコを吸っていました。
人とあまり接しないし、自分のことを言わない人でした。外国人の彼氏か旦那さんがいるという話だけ唯一、覚えています。結局、1か月くらいですぐ辞めちゃいましたね」
プライベートでは酒好きだった。本人のSNSアカウントでも、飲酒に関する投稿が複数、確認できる。犯行があった2日後に、容疑者と飲食店で会ったという知人が言う。
「行きつけの居酒屋に行ったら普通にいたよ。いつもどおり喋って、そのとき小さいグラスで飲んでいたから『体でかいんだから、大きいので飲めや(笑)』と冗談を言って、メガジョッキの酒を注文させたのを覚えてる。今思うと、普段と比べて上の空だった感じもあったけど、飲みにきているくらいだから……。あいつにとっては”喧嘩”くらいの認識だったのかな。
マコちゃん(桜井容疑者のあだ名)は地元が近いんだよね。俺の飲み友の知り合いで、それまでも何回か飲んだ。一度、昔の動画を見せられてさ。たぶんまだ成人する前のものだと思うけど。マコちゃんは昔、ダンサーをやってたんだって。今よりもだいぶ細身でめっちゃ綺麗だった。今は今でモテるみたいなんだけど。『なんでそんなに(見た目)変わったのよ』って聞いたら、『子ども4人も産んだらこうなるよ』って。子どもは2人ってニュースではやっているけど、他にもいるみたい」
桜井容疑者は幼少期、現在の自宅から車で10分ほど離れた場所で暮らしていた。すでに生家はなく、近くを取材しても容疑者を知る人物はほとんどいない。
そんななか、ある民家を訪れると冒頭の女性がいた。記者が容疑者の旧姓と名前を伝えると「私になにを聞きたいんですか」と初めは困惑した様子だったが、次第に容疑者との関係について語り出した。
「政恵の母親は晩年、重いがんでした。私が筑波大学の病院に連れていって、診てもらった時にはすでに手遅れで。最後の6か月くらいは私が自宅で看病をしていました。亡くなったのは10年じゃきかないくらい前です。政恵はたいして面倒をみなかったね。
政恵は3番目の子。姉と兄、それと父親が違う双子の姉妹がいます。最初の結婚相手は大工さん。2人目は、記者さんは知らない方がいいね。家族以外、身寄りはほとんどいなくて、複雑な家庭だった。
中学生の頃、車に乗って四国の方だかに2年行っていて。学校にぜんぜん通わないから、先生がこっちに戻して学校に入れたの。養護施設のような所にいた時期もあるみたい」
女性が続ける。