全国の空き家の数は増え続け、約900万戸と過去最多に上っています。
全国の空き家の窃盗被害が5年連続で増加する中、山梨県でも空き家の窃盗被害が多発しているといいます。【動画を見る】あちらこちらに被害に遭った空き家が…山梨県では、去年84件の被害が確認され、被害額は約2570万円。
ことしは3カ月間で58件もの被害が確認されています。
1つの地域で次々と空き家が荒らされ、被害に遭う地域が拡大している特徴があるといいます。
なぜ空き家がターゲットになっているのか。
元埼玉県警の佐々木成三氏と元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之氏が解説します。
山梨県甲府市黒平町では、一日で40もの空き家を荒らされる被害が。
取材を進めると侵入の手口が分かってきました。
ガラス戸はバーナーを使って割られたとみられ、空いた部分の奥には締め金具があります。締め金具を狙ったのでしょうか?
元埼玉県警の佐々木成三氏は「常習者の手口」だと指摘します。
【佐々木成三氏】「これは手馴れてると思います。この『ガラス破り』自体が常習者の手口。ここは空き家だということを知って、この家人が戻ってくることはないだろうと大胆かつ手荒に金目のものを捜索をしたということ」
そんな中、先週、山梨県内の空き家に侵入し、現金約1万円を盗んだ疑いで、27歳から31歳のベトナム人の男4人が逮捕されました。
山梨県警によると、4人はSNSや外国人のコミュニティで知り合ったといいます。
県警は他にも空き家窃盗に介入している人物がいないか、捜査を進めています。
佐々木氏は「空き家の被害はこれからも発生する」と話します。
【佐々木成三氏】「特に地方は家と家の間がかなり広く、大胆に音が出ても付近の人が気づかない。犯罪組織にとっては犯罪をやりやすい環境」
また、空き家被害を防ぐ方法として、「雑草が生い茂っていたりとか、玄関付近に人が入らないことでかなり荒れていたり」することで空き家だと認識できてしまうので、雑草や玄関付近を整えることで「空き家としてバレない対策が必要」と話しました。