大分県別府市で2022年6月に男子大学生2人が車にはねられて死傷した事件を巡り、県内でも29日、殺人容疑などで指名手配されている八田與一(よいち)容疑者(29)に関する情報提供を求めるチラシを県警の警察官らが23か所で配り、「ささいな情報でも寄せてほしい」と訴えた。(鶴田結子)【写真】指名手配されている八田與一容疑者
この日は事件から4年になるのに合わせ、全国11都道府県の繁華街などで情報提供の呼びかけが行われた。県内では計約140人の警察官が参加。同市のJR別府駅周辺ではうち22人の警察官が、事件前に撮られた八田容疑者のサングラス姿や全身写真などを組み合わせたチラシを配った。
長崎市から観光に来ていた女性(68)は、チラシを受け取り、「すぐ捕まってほしい」と話した。
八田容疑者は22年6月、別府市の交差点で信号待ちのバイク2台に軽乗用車で追突し、男子大学生(当時19歳)を殺害し、当時大学生だった友人の男性(24)も殺害しようとした疑いが持たれている。八田容疑者ははだしで逃走し、その後行方が分かっていない。県警は去年6月、殺人と殺人未遂容疑でも逮捕状を取り、捜査を続けている。
別府駅でのチラシ配りには、遺族や支援者による事件の「早期解決を願う会」のメンバーも参加した。メンバーの40歳代の男性は「(事件の)風化を防いだその先に逮捕があると思う。情報が増えて逮捕につながれば」と語った。
別府署の橋本孝久刑事課長は「絶対に逃がさないという執念で、追跡していく。どんなささいな情報でも構わないので寄せていただきたい」と述べた。
情報提供は別府署(0977・21・2131)へ。