倉本幹太容疑者背景に複数の金銭トラブル?口封じで“共犯者”を殺害か 男(29)逮捕

2月に東広島市で起きた殺人・放火事件が新たな展開を迎えました。警察は、隣の三原市で遺体となって見つかった男性が事件に関わっていたとみて調べていましたが、その男性を口封じのため殺害したとして29歳の男を逮捕しました。
今年2月、広島県東広島市の住宅で起きた火事。この家に住んでいたリフォーム会社経営の川本健一さん(当時49)が、首を複数回刺されて死亡しました。事件から4カ月。29日、未解決だったこの殺人・放火事件で、関与が疑われる人物が明らかになりました。倉本幹太容疑者(29)の逮捕容疑は強盗殺人。ただこれは、川本さんが殺害された事件とは別の事件でした。

ちょうど 2 カ月前、広島県三原市の土の中から 1 人の男性の遺体が発見されます。殺害されていたのは徳田雅希さん(当時29)。倉本容疑者に殺害されたとみられています。警察によると、死因は窒息死。生きたまま埋められた可能性があります。穴は重機で掘られたとみられ、すぐに出られないほど深かったといいます。
2人に何があったのか。そして川本さんが殺害された事件とどう結びついたのか。警察は、倉本容疑者が徳田さんを殺害した動機について、2 つの可能性に言及しました。1 つは倉本容疑者が、徳田さんに対して700万円の債務があり、その支払いを免れようとしたこと。そしてもう 1 つが、川本さんが殺害された事件とつながります。

岡崎玲史刑事部長
「2月16日発生の川本健一さん被害の殺人事件等の共犯関係にある徳田雅希が、警察の捜査線上に浮上したことを知るや、同人を殺害し、口を封じることで自身の事件への関与の発覚を免れようと考えた」

警察によると、倉本容疑者と徳田さんは、川本さんが殺害された事件について共犯関係にあるとしています。事件直後、防犯カメラへの解析などから捜査線上に浮上していたのが、徳田さんでした。徳田さんへの捜査が進み、周辺への任意の聴取などが行われる中、自らの関与が発覚することを恐れた倉本容疑者が“口封じ”のために殺害したというのが警察の見立てです。
倉本容疑者は川本さんのおいであり、川本さんが経営する会社の社員でした。会社の関係者によると、倉本容疑者は次期社長候補の 1 人だったという証言もあります。なぜ川本さんは殺害されたのか。その詳しい動機は、まだ明らかになっていません。
広島県内の住宅で妻と子どもと暮らしていた時期もある、倉本容疑者。

近隣住民
「子どもと結構遊んだりとか、サッカーをしていた。よく公園とかで一緒に、子どもと。普通に仲のいい家族」

2つの事件との直接の関連は分かっていませんが、倉本容疑者には別の一面もありました。徳田さんへの債務以外にも金銭トラブルを抱えていたといいます。倉本容疑者は勤務していた会社や取引先などから、少なくとも約 400 万円をだまし取ったとして逮捕・起訴されています。事件後には川本さんの会社から懲戒解雇となっていました。

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