他人名義のクレジットカードで金券を購入したとして、警視庁が23日、東京都港区の職業不詳の男(39)、杉並区の職業不詳の男(33)の両被告(いずれも詐欺罪で起訴)を詐欺容疑で再逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。
2人はSNSで「借金をゼロにする」などとうたい、カードの名義人を募集していたという。同庁は、2024年12月からの半年間で、20~60歳代の7人分のカードを使い、約800万円分の金券を不正購入して売却益を得たとみている。
捜査関係者によると、2人は何者かと共謀して昨年3月、他人名義のカードを使い、ビール券計1110枚(販売価格計約100万円)と商品券200枚(同)を新宿区内の金券ショップなどからだまし取った疑い。
2人はSNSでカードの名義人を募り、応じた男女に対し、報酬として「(不正に得た)金券の換金額の7割を渡す」と約束していた。だが、全く報酬を得ていない人もいたという。
名義人には、カードに登録していた自宅や職場を指定の住所に変更させ、名義人がカード会社から代金支払いの催促を受けても不正がすぐに発覚しないようにしていたという。金券はリボ払いや分割払いで購入しており、違法行為の発覚を遅らせる目的だったとみられる。
事件を巡っては、同庁が今年5月以降、グループのメンバーら計6人を同容疑で逮捕しており、鈴木被告が指示役、高橋被告が金の管理役だったとみている。