中小企業の経営者らに法定利息の上限の約10倍で金を貸し付けたとして、警視庁は23日、東京都渋谷区、職業不詳の男(45)ら3人を出資法違反(超高金利)容疑で逮捕したと発表した。同庁は、3人が昨年12月までの約3年間で約130人に違法に金を貸し付け、2億5000万円の利息を得たとみている。
発表によると、男ら3人は2023年5月~今年5月、1都2県の飲食店経営者ら4人に計約729万円を貸し付け、法定利息の上限の9・7倍にあたる計約391万円を受け取った疑い。逮捕は22日。
男らは、貸し付けた額の1・2倍の現金を1か月後に一括返済するよう求めていた。違法金利だったことを隠すため、1・2倍の金額を貸したとの虚偽の公正証書を作成。一括返済できない場合は証書を基に強制執行をかけ、借り主の銀行口座を差し押さえて現金を回収していた。
資金繰りに悩む中小企業経営者らの間で「ここなら金を借りられる」と、口コミで評判が広がっていたという。24年9月に借り主の1人から相談を受け、同庁が捜査していた。