香取慎吾さんが、9月6日からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」で主演を務めることが明らかになった。東野圭吾さんの同名ベストセラー小説(光文社文庫)が原作で、死刑制度という普遍的な社会テーマに真正面から挑んだ渾身(こんしん)の社会派サスペンス。WOWOWが東野さんの作品を実写化するのは今回で10作目。香取さんはWOWOW連続ドラマに初主演で、東野作品も初主演となる。【写真特集】東野圭吾の衝撃作を初の映像化 香取慎吾がたどり着いた真実とは
主人公と対峙(たいじ)するキーパーソンとして、俳優の赤楚衛二さんの出演も発表された。赤楚さんのWOWOW連続ドラマ出演は、2022年のオリジナルドラマ「ヒル Season1」での主演以来で、香取さんとは初共演。併せて、特報映像も公開された。
香取さんが演じる中原道正(なかはら・みちまさ)は、かつて広告代理店に勤務し、現在は伯父から引き継いだペットの葬儀店を営んでいる。11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に妻と離婚し、いまだ過去の悲しみと向き合えず、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごしている。
そんな中原の前にある日、かつての事件で捜査を担当した刑事が訪れ、中原の元妻が路上で何者かによって殺されたと告げた。犯人はすぐに逮捕されるが、その証言には不可解な点が多い。中原は、元妻の死の真相を知るべく、自分と別れてからの彼女の足跡をたどる。それは、一度は目を背けた悲しみに再び向き合うことでもあった。やがて、その先に11年前の事件から遠くさかのぼった“もう一つの犯罪”が浮かび上がってくる……。
赤楚さんが演じるのは、医師の仁科史也(にしな・ふみや)。慶明大学病院で小児科を担当し、仕事熱心で患者からの信頼も厚い。家庭では妻と息子を愛する家族思いの夫でもある。そんな史也のもとにある日、史也の妻の父が金目当てで通りすがりの女性を殺したとの知らせが入る。加害者家族となった史也は、周囲からの誹謗(ひぼう)中傷を受けながらも妻をかばい、加害者家族を代表して、被害者の遺族である中原たちに謝罪したいと申し出る。事件と距離を置くこともできる立場にもかかわらず、史也はなぜ、あえて矢面に立とうとするのか……。