自称会社役員佐々木裕介容疑者 佐々木容疑者カンボジア詐欺拠点「オーナー」の男、複数の海外拠点運営か…月1億円超得ていた可能性も

カンボジアを拠点とする特殊詐欺事件で、日本人詐欺グループの「オーナー」として愛知県警が16日に逮捕した男が、カンボジア国内外の複数の海外拠点で詐欺グループを運営していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。県警が資金の流れや組織の実態を調べている。
発表によると、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕されたのは、住所不詳、自称会社役員佐々木裕介容疑者(38)。昨年2月、カンボジア北西部ポイペトの拠点から詐欺電話をかけ、茨城県の女性から現金3140万円を詐取した疑いがある。調べに黙秘しているという。
捜査関係者によると、佐々木容疑者はタイに生活拠点を置きながら、カンボジアのほかマレーシアや中国などにも渡航していた。既に摘発されたメンバーの供述や押収したスマートフォンの解析などから、県警は海外の複数の詐欺拠点でオーナーとして資金などを提供していたとみている。
佐々木容疑者はポイペトの拠点で8か月近くオーナーを務め、現場指示役らに詐欺の「目標額」や運営方針を伝えていたとされる。この拠点では詐取金の3~4割をオーナーが得るのが一般的で、佐々木容疑者の取り分は月1億円超だったとみられる。

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