究極の個人情報“DNA” 名古屋で「DNA型情報の法制化を求める会」結成 どう集める?どう使う?取り扱いルール化を訴える

究極の個人情報といわれるDNA。その取り扱いにルールを決めるべきだと、名古屋で団体が立ち上がりました。
6月13日、100人以上が詰め掛けた名古屋市内のホール。

開かれていたのは「DNA型情報の法制化を求める会」の結成総会。警察のDNAの取り扱いについて、法律でルールを決めるべきと訴える弁護士らで結成されました。
きっかけとなったのが奥田恭正さん。10年前、暴行容疑で逮捕された際、警察にDNAを提出。その後、えん罪と認められましたが、警察のデータベースにDNAの記録が残り続け、裁判の末、おととし、ようやく国に対して記録の抹消が命じられました。

奥田恭正さん:
「無罪判決が出たらすぐ(DNAの記録を)抹消してもらえたら、こんなに労力もお金も時間も使わずに済んだ」
そんな奥田さんとともに会場に招かれた人が。1999年、名古屋市西区で妻・奈美子さんを殺害された高羽悟さん。去年、容疑者が逮捕されましたが、訴え続けてきたのが「DNA捜査」の拡充です。現場に残ったDNAから犯人の似顔絵を作ることなどを求めてきました。

奥田さんのようなえん罪被害者の個人情報が警察に記録として残る懸念について問われると…。

高羽悟さん:
「警察が恣意(しい)的に都合のいいように(DNAを)使うことが、一番えん罪を生む可能性が高いと思いますので、私たちは(DNAの記録を)集めたい方ですが 、無罪になった方が返してほしいと言えば 返す(記録を削除する)べきだと思います」

個人情報の保護と、捜査の進展。相反する意見に見えますが、法律でルールを決めるという目標は一致していると、高羽さんは感じていました。

高羽悟さん:
「アプローチの仕方は違うけど、頂上へ行く(法整備)までは、同じような問題をクリアしながら進んでいくと思う」

会は、今後、署名活動などを通じて法制化を訴える方針で、高羽さんも協力を検討したいとしています。

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