サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会が開幕し、日本代表が14日(日本時間15日)に初戦を戦う米テキサス州ダラスでは青いユニホームを着たサポーターの姿が目立ち始めている。文化や治安情勢が異なる土地では、トラブルに巻き込まれないよう注意が必要だ。(米テキサス州ダラス 林信登、写真も)
日本の1次リーグ初戦と第3戦の舞台となるダラススタジアム。本大会開幕直前の11日午前に訪れると、敷地を取り囲むように高さ5メートルほどの柵が設置され、一般のサポーターは近づけない状況だった。
初戦を生で観戦するという東京都の自営業の男性(39)は、「近づけなくて残念だったが、遠目から見てもスタジアムの大きさに驚いた。前回大会のドイツ、スペインに続き、ここで強豪オランダを倒してほしい」とエールを送った。
ダラス滞在中に気をつけるべきことは少なくない。在ヒューストン総領事館によると、屋外での飲酒はFIFAが指定する公式の観戦会場など以外は許可されていない。店やホテルで飲むことはできるが、自力で歩けないほど酔って外出すると、「公共の場での泥酔」の罪で逮捕される可能性があるという。
屋外の喫煙や電子たばこの使用についても、公共施設の入り口や窓から約4・5~6メートル以内は禁じられている。日本が試合をするスタジアムの敷地内も禁煙だ。
暑さとの戦いでもある今大会。6月のダラスは最高気温が35度を超えることがある。スタジアム内は空調が整備されているものの、最寄り駅からスタジアムまで歩く間などは日本と同様、こまめな水分補給が必要になる。
日本の第2戦の会場があるメキシコは治安上のリスクが高い。在メキシコ日本大使館によると、現地の犯罪件数はここ10年で増加傾向にあり、昨年は過去最高水準の202万件、殺人事件も2万件超に上った。
アメリカと同様、路上や公園などの公共の場では飲酒や喫煙はできない。観光スポットの古代遺跡ではカメラの持ち込みが有料だったり、先住民の村落地域は撮影が禁じられていたりする。