熊本県八代市の新庁舎建設工事を巡る汚職事件を受け、市議会(定数28)は8日、あっせん収賄容疑で逮捕、起訴された市議の成松由紀夫被告(54)に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。決議に法的拘束力はない。【写真】八代市の新庁舎
決議案は11人の連名で提出され、代表の橋本徳一郎市議は「信頼を完全に失墜させ、市議会の名誉を著しく傷つけるもので断じて容認できず、政治的、道義的責任は明白だ」などと提案理由を述べた。
採決では、成松被告が所属していた自民党市議団8人のうち村川清則団長ら7人が退席し、賛成18、反対1で可決された。村川団長は終了後、報道各社の取材に「党議拘束はかけておらず、(退席は)個人の判断だ」と述べた。
成松被告を巡っては、物品販売で地位や肩書の影響力を行使したとして、市議会は昨年12月までに2度、辞職勧告決議案を可決している。