福島県郡山市の磐越自動車道で高校生20人を乗せたマイクロバスがガードレールなどに突っ込み、男子生徒1人が死亡した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕されたドライバーの無職の男(68)(新潟県胎内市)が今年、交通事故を複数回起こしていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。バス事故ではなかったとみられるが、福島県警は運転能力に問題がなかったか捜査している。
男はこれまでの県警の調べに、事故当時は制限速度80キロの区間を「時速90~100キロで走行し、(カーブを)曲がりきれなかった」などと供述。居眠り運転は否定している。事故後に県警が行った呼気検査ではアルコールは検知されていない。事故現場の右カーブは曲がるのが難しいほど急ではなく、県警は、事故を起こした原因を詳しく調べる方針。
また、男は逮捕後の県警の調べに対し、「親御さんから預かった大事な生徒を死傷させる事故を起こしてしまい、非常に深く後悔している」と、反省の言葉を述べていることも捜査関係者への取材でわかった。
県警は9日、男を同容疑で福島地検郡山支部に送検した。