2022年に完成した熊本県八代市庁舎の建設工事をめぐり、6000万円を受け取った疑いで八代市議の男ら3人がきょう7日、逮捕されました。
特定の業者が落札する目的で、市の職員に不正行為をするようあっせんし、見返りに現金を受け取った疑いがもたれています。
■KKT緒方大樹記者
収賄事件の舞台となった熊本県八代市役所です。この6階にある市議会事務局に、きょう家宅捜索が入りました。
午後3時半過ぎに、熊本県警と警視庁の捜査員14人が市議会事務局などに家宅捜索に入りました。
あっせん収賄の疑いで逮捕されたのは、八代市議会議員成松由紀夫容疑者(54)と土木工事業・役員の園川忠助容疑者(61)、元市議の松浦輝幸容疑者(84)です。
3人は共謀し、2022年に完成した八代市の新庁舎の建設工事をめぐり、2016年から2019年頃にかけて
東京都の建設会社「前田建設工業」が工事を落札できるよう市の職員にあっせんするなどし、現金約6000万円を受け取った疑いが持たれています。
警察は、前田建設工業が3人のいずれかから「謝礼金を持ってくるように」と言われ、園川容疑者の指示に従い、2021年6月上旬に松浦容疑者の自宅で成松容疑者に現金6000万円を渡したとみています。
警察は、3人の認否を明らかにしておらず、あす8日、身柄を熊本地検へ送る予定です。
家宅捜索はこの八代市役所の6階にある八代市議会で続いているとみられます。以上、中継でした。
この八代市庁舎をめぐる問題を時系列でみていきます。
熊本地震で損壊した八代市役所の新しい庁舎は、2019年に入札・落札が行われ、2022年に完成しました。
今回の容疑は、入札の3年前から東京都の建設会社前田建設工業から「落札できる基準にしてほしい」と依頼された成松容疑者ら3人が、市の職員にあっせんをして、2021年6月に現金約6000万円を受け取った疑いです。
■永島由菜キャスター
市民からの信頼を揺るがす事態。現在は、市議会の場でその疑惑を追及されている最中でしたね。
■緒方太郎キャスター
それが、市議会の「百条委員会」です。現職の市職員らが成松市議が入札に関与していたと証言しています。
一方で、成松市議本人は、関与を否定しています。