選手の移動車チェック、距離計測器も使用NG トランプ大統領来場でPGAツアーは厳戒態勢

◇米国男子◇キャデラック選手権 最終日(3日)◇トランプナショナルドラール ブルーモンスター(フロリダ州)◇7739yd(パー72)【画像】コースに立つトランプ氏の像ドナルド・トランプ米大統領が、自身の所有コースで行われたPGAツアー(米国男子ツアー)の会場を訪れた。元義理の娘でタイガー・ウッズの恋人でもあるヴァネッサ・トランプさんら家族を率いてスタンド観戦。来場に伴い、場内は数日前から厳戒態勢が敷かれた。

当地はそもそも、2012年にトランプ氏の不動産グループが買収したゴルフリゾート。16年まで「WGCキャデラック選手権」を開催し、オーナーとして例年試合に姿を見せていた。翌17年の第1政権発足以降、PGAツアーは当地を去り、10年の時を経て今年、新規大会として復活。以前のトランプ氏はヘリコプターで颯爽とコースに降り立ち、施設内を練り歩くこともあったが、大統領在任中の現在はそうもいかない。
来場のウワサが飛び交った今週の初め、PGAツアーは選手たちに警備体制が厳しくなることを通達した。トランプナショナルドラールは敷地内に数多くの宿泊施設がある。聞けば、週末は周辺地域が大渋滞になる可能性があり、ゴルフ場に侵入する自動車は選手が乗っていてもトランクやボンネットを開けて持ち物をチェックするという。コース外のホテルに泊まっていた久常涼は開幕直前に急きょ、リゾート内にお引越し。歩いてコース入りすることを検討するキャディもいた。
大会前週の4月25日にはワシントン市内のホテルで行われた夕食会で発砲事件が発生した。逮捕されたコール・トーマス・アレン容疑者による暗殺未遂が、緊張感を増幅させたのは想像に難くない。初日から警官らがあちこちに配置され、警備体制は大会3日目の2日(土)に本格化。クラブハウス周辺にスクリーニング用のゲートが複数設置され、入場者の手荷物検査が始まった。
対象はギャラリーや関係者だけではない。選手やキャディも例外はなく、屋内に入る際には金属探知機を当てられた。ウォーミングアップを終え、トレーニングウェア姿で歩いていた世界ランク1位のスコッティ・シェフラーも、呼び止められて両手を広げ、苦笑いする様子も。プレーの前後には警備員が選手のキャディバッグをすみずみまでチェック。練習場では、距離計測器が「レーザーポインターの類にあたる」として使用が禁止された。

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