「不良外国人から店を守ってください!相談料も払います」 ヤクザ組長がやり手の飲食店オーナーからの頼みを断った“納得の理由”

第1回【「なんで正月飾りや門松なんて売るんです?」 兄貴分に命令されても「ネット検索」で“ウラを取る”若手ヤクザ 暴力団“ジェネレーションギャップ”の実態】からの続き──。とある組長に、とある一般人が相談した。内容は近年増加している外国人問題。そして一般人は複数の飲食店を経営する若きオーナーだった。「うちの店が外国人のプッシャーの溜まり場になると困ります。組長の名前を借りて彼らを追い払いたい」【藤原良/作家・ノンフィクションライター】(全2回の第2回)【写真11枚】露出度の高い“挑発的なドレス”をまとうマニラの「美人ホステス」 ヤクザとの関係も囁かれる「ルフィ」が豪遊したパブでの実際の写真をみる***
プッシャーとは主にコカインやマリファナ等の違法薬物を手売りする売人のことだ。近年、販売目的で日本国内に違法薬物を持ち込む外国人が目立っている。

 実は、彼らが密輸容疑で検挙されても日本の裁判ではなぜか無罪放免になることが少なくない。たとえば、「知人に頼まれて違法薬物の入ったかばんを日本国内に持ち込んだが、中身が何かは知らなかった」と主張し、裁判所が「その可能性を排除できない」と判断するわけである。このことについて多くの日本国民から疑問の声があげられている。

 もちろん、本当に冤罪のケースもあるだろう。だが、その外国人が実際は密輸に関わっていた場合、逮捕されても裁判で無罪になれば、違法薬物の密輸ルートは温存されてしまう。その結果というべきか、新顔の外国人プッシャーが日本国内の繁華街に増えたように感じる。

 日本人のプッシャーは通常、繁華街などのマンションやアパートの一室を借り、その部屋を取引場に使う。だが外国人の場合、人によっては一般客を装って入店した飲食店で密談を繰り返す。

 店のオーナーや店長と結託し、許可を得てから密談に使うということはない。一般客に紛れ込み、繁華街の店を転々としながら、勝手に密談の拠点として使用するのだ。

 プッシャーに選ばれる店の特徴は、いつもそれなりに客がいて、深夜営業をしており、コインパーキングから近い、といったものだ。近隣にコンビニがあればATMも使えるのでなお良し、という感じだろう。

 プッシャーといえども客であり、店としては飲食代をきちんと払ってもらえばテーブルやカウンターの使用を許すしかない。

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