大阪府和泉市の集合住宅の一室で4月、住人の母娘が刺殺された事件で、府警は1日、堺市堺区新在家町東の無職、杉平輝幸容疑者(51)を娘に対する殺人容疑で逮捕した。娘の元交際相手とみられる。容疑を認め、「持ってきた包丁で首などを数回刺して殺した」と供述している。府警は杉平容疑者が母親の殺害にも関与したとみて、動機など詳しい経緯を調べる。
殺害されたのは、この部屋で2人暮らしをしていた和泉市鶴山台の無職、村上和子さん(76)と、長女で社会福祉士の裕加さん(41)。発表によると、杉平容疑者は4月8日未明、村上さん方で、裕加さんの首を刃物で突き刺すなどして失血死させた疑い。
府警によると、同日未明の現場近くの防犯カメラ映像に、うろつく人物が映っていた。カメラ映像を収集・分析する「リレー方式」で追跡し、杉平容疑者が浮上したという。
府警は関係者の証言などから、杉平容疑者が過去に裕加さんと交際していたとみており、トラブルの有無を調べる。ストーカーなどの相談はなかったという。
捜査関係者によると、それぞれの首や頭、背中などに10か所以上の刺し傷や切り傷があった。裕加さんには顔を殴られた痕もあった。2人ともパジャマ姿だった。
裕加さんは2017年頃から和泉市内の病院で勤務し、患者の退院支援を担当していたという。