公開から年月を経てもなお輝きを失わず、多くの観客を魅了する多彩なジャンルの映画がそろうNHKプレミアムシネマ。今回は、心を揺さぶる人間ドラマ、息をのむアクションまで、4月前半に放送される名作映画を5本セレクト。それぞれの作品が放つ見どころを紐解いていく。第4回。(文・編集部)
NHK BS 4月13日(月)午後1:00~
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
キャスト:マイケル・ダグラス、ベニチオ・デル・トロ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、 エリカ・クリステンセン
【作品内容】
娘(エリカ・クリステンセン)の麻薬中毒に苦悩する裁判官(マイケル・ダグラス)、麻薬王の夫が逮捕された身重の妻、麻薬密輸現場を監視する捜査官(ベニチオ・デル・トロ)。麻薬を密輸する人と阻止する人たちのドラマが絡み合う。
【注目ポイント】
薬物に翻弄されてきた人々を描いた社会派サスペンス。アカデミー賞で4部門(監督賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞)の受賞を果たした国際的にも評価された1作だ。
タイトルの「トラフィック」という言葉は、アメリカとメキシコを結ぶ麻薬コネクションを意味している。
多角的な視点から描かれることでわかりにくいとの指摘もある本作を、理解しやすくするためのヒントになるのが、映像の色味である。
人物や出来事が数多く交錯する3つの舞台をそれぞれ、ブルー系、暖色系、イエロー系の色に分けることで、どのパートの物語が進んでいるかを感覚的に理解させる方法に注目してみるといいだろう。