鳥取県米子市の湊山公園の猿飼育を巡り、同市議の稲田清容疑者(56)が便宜を図る見返りに指定管理者側から100万円を受け取ったとされる贈収賄事件で、市議会(定数26)の議員有志23人が、市条例に基づく政治倫理審査会の設置を求める要望書を市議会事務局に提出した。
要望書は23人の連名で、提出は9日付。稲田容疑者が逮捕、送検されたことを受け、議員の地位を利用した金品の受領禁止などを明記した市議会議員政治倫理条例に抵触する可能性があると指摘している。市議の一人は「議会として黙っておくわけにはいかず、要望した」と話した。
同条例では、議員の違反行為が認められた場合、議長は市民の審査請求を受け、学識経験者らでつくる政治倫理審査会を設置できると明記。審査会は本人や関係者から事情を聞き、結果を報告するとしている。
事業1社HPで謝罪
指定管理者だった「YONAGOパブリックパーク・パートナーズ共同事業体」を構成する1社が、自社のホームページ(HP)に謝罪文を掲載した。
辻工務店(米子市二本木)で、HPに捜査を受けたことを踏まえ、「多大なるご迷惑、ご心配をおかけして、心より深くおわび申し上げます」などと掲載した。
市などによると、同事業体は2021年4月~26年3月、同社と1団体で構成。湊山公園の管理業務は主に同社が担っていたという。