米テキサス州サウスヒューストンの廃墟ホテルで、銃で武装した男が侵入者2人組に発砲する事件が発生した。現場映像には、男が脅迫する音声や銃声が収められている。【観覧注意】廃墟ホテルに侵入した2人組、待ち受けちていた恐ろしい展開
米テキサス州サウスヒューストンの廃墟ホテルで、銃で武装した男が2人組の侵入者に発砲する事件が起きた。
地元ニュース局Click2Houstonが3月25日(現地時間)に報じたところによると、男は過去にも同ホテルで発砲する事件を起こしており、逮捕歴があるという。
同局によると、事件が起きたのは3月1日。武装した男が撮影したとみられる映像には、その一部始終が映っていた。男は侵入者のひとりを見つけたが、もう片方の行方はわからなくなっているようだ。
男は銃を構えて侵入者に出てくるように伝えると、「遊んでいるわけじゃない。こんなこと(建物に侵入されること)には、もううんざりなんだ」「もう1人は、どこに行った」と、叫ぶ。
侵入者のひとりは男の命令に応じ、目出し帽をかぶったまま姿を現すと、「撃たないで」と言い、両手を上げながら男に近づいた。
一方、もうひとりの侵入者は、男の目を盗んで逃げようと走り出した。すると、男は実際に銃を発砲して威嚇。その後、侵入者2人に身分証明書の提示を求め、生命に関わる危害を示唆した。
続けて、このホテルは男の所有物であることや、命を奪う正当な権利があることを主張した。そして侵入者に出ていくことを命じると、「次に会ったときは、こうするからな」と言い、再度発砲。侵入者たちが屋外に出たあと、もう一度発砲した。
地元ニュース局KPRC2によると、男は少なくとも銃を4回撃ったという。
武装した男は、動画内で私立探偵と警察を名乗っていたが、当局の捜査の結果、警備員であることが判明した。
動画が撮影される数日前にも、同ホテルで発砲した容疑で逮捕されていたが、不起訴になっていた。今回の事件で、再度指名手配されているという。
なお、侵入者2人に対する処分については、現時点で公表されていない。
世界各地の一部ネットユーザーのあいだで、「アーバン・エクスプローリング」と呼ばれる動画が流行している。
これは廃墟をはじめとした立入禁止エリアへ侵入し探索するというもので、不法に立ち入った場合は逮捕される場合がある。また、一部廃墟にはアスベストが使われており、侵入者の健康リスクも避けられない。
BBCによると、一昔前は歴史や建築への興味からアーバン・エクスプローリングが行われていたが、現在の動機は、SNSのいいね数稼ぎといった承認欲求に移り変わっているという。