米国土安全保障省(DHS)の一部機関閉鎖の影響で、各地の空港では人員不足が深刻化している。一方、ドナルド・トランプ大統領が空港に派遣した移民・税関執行局(ICE)の職員の“働きぶり”に注目が集まっている。【実際の映像】空港利用者が撮影したICE職員の“働きぶり”
米国土安全保障省(DHS)の予算案が不成立になったことにより、2月14日以来、同省では一部機関の閉鎖が続いている。
同省の管轄にある運輸保安局(TSA)の職員は無給状態での勤務を強いられており、各地の空港で職員の欠勤や退職が相次ぎ、人員不足が深刻化している。
そんななか、ドナルド・トランプ大統領が3月21日、移民・税関執行局(ICE)の職員を各地の空港に派遣すると発表。
ICE職員を派遣する意義について「誰も見たことのないような警備を行わせる。アメリカに入国した不法移民を即刻逮捕することもこれに含まれる」と強調した。
CNNによると、ICE職員はニューヨーク州やアリゾナ州など全米各地の14の空港に派遣された。
ジョージア州のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港では23日、ICE職員が警備にあたる様子が捉えられ、話題を呼んでいる。
投稿主は「ICE職員がアトランタの空港に配置され、TSA職員を支援しているのが確認できる」とコメント。
投稿された写真では、乗客の身分証を確認するTSA職員の背後に、ICE職員が立っている。
投稿には、「これは役に立ってるの?」「これで混雑が解消されるようには思えない」など疑問の声が寄せられた。
投稿主はこれに対し、「ICEは警備として働いているようです。パスポートのスキャンはしておらず、読み取り後の画面を確認しています」「制服を着たTSA職員だけが、金属探知機や手荷物検査を担当しています」と答えた。
米政府・軍関係者向けのニュースメディア『Government Executive』の報道によると、ICE職員は身分証の確認や手荷物の検査に必要な訓練を受けていないため、空港での業務は限定的になるとされており、派遣の実効性については疑問視されている。