降板騒動のピンチを逆転…代役でブレイクした俳優(5)朝ドラ俳優が薬物で衝撃逮捕…代わりに出演で人気者に

不祥事やトラブルによる降板という逆境の中で、急きょバトンを受け取った俳優たち。重圧と比較の目にさらされながらも、独自の解釈と存在感で作品を立て直し、時に前任者以上の評価を獲得してきた。そこで今回は、代役という試練をチャンスへと変え、株を上げた5人の俳優たちを振り返る。第5回。(文・編集部)
作:ふじきみつ彦
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史、小島東洋、小林直毅
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、寛一郎、板垣李光人、柄本時生、シャーロット・ケイト・フォックス、さとうほなみ、円井わん、北香那、吉沢亮、北川景子、岡部たかし、池谷のぶえ、池脇千鶴、朝加真由美、佐野史郎、生瀬勝久、小日向文世、堤真一

【作品内容】

 明治の松江。

 没落士族の娘トキ(髙石あかり)は家計を支えるため外国人教師ヘブン(トミー・バストウ)の女中となる。

 怪談を通じて心を通わせ愛し合うが、身分や「建前」に揺れる。

 やがて互いの真実を受け入れ、新たな家族の形を築いていく。

【注目ポイント】

 現在放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』も、主要キャストの不祥事による降板によって代役という異例の展開を辿った作品だ。

 本作は明治時代の日本を舞台に、来日したアイルランド人・ヘブン(トミー・バストウ)と、彼を支えながら共に日本の怪談を形にしていく妻・トキ(髙石あかり)の絆を描く物語。

 元々、庄田多吉役には若手実力派の清水尋也が内定していた。しかし放送開始直前の2025年9月上旬に不祥事で降板。

 そこで白羽の矢が立ったのが、清水と同じ事務所に所属する濱正悟だった。

 濱演じる庄田は、松江随一の秀才・錦織友一(吉沢亮)の友人。

 優秀でありながら「大盤石」と称される錦織には及ばないと自分を「半分弱」と自称する繊細な青年で、プロポーズを断られたことまで生徒たちに赤裸々に報告してしまう、正直すぎる一面も持つ。

 モデルのような端正なルックスと、どこか不器用さをにじませる演技で、視聴者の心を一瞬でつかんだ。

 そんな濱にとって、本作は『舞いあがれ!』(2022)以来、二度目の朝ドラ出演。

 スーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』では宵町透真(ルパンブルー)役を演じ注目を集めた経歴もあり、登場直後から視聴者の間では既視感を覚える声が広がった。

『舞いあがれ!』(2022)で演じた航空学校の中澤学生を思い出す反応も相次ぎ、「ルパンブルー」が一時トレンド入り。

 さらに濱の登場回が放送されるたび「庄田さん」がSNSでトレンド入りし盛り上がりを見せた。

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