生後4カ月の女児が意識不明 傷害罪に問われた被告の男性に無罪判決 大阪地裁「低酸素脳症に陥っていた可能性が否定できない」「血腫の存在自体に疑い」

交際相手の娘に暴行し、意識不明の重体にさせたとして傷害の罪に問われていた被告に、大阪地裁は13日、無罪を言い渡しました。サナエトークン騒動、何が起きている? 高市総理は関与否定 暗号資産めぐり金融庁が調査 価値は急落、プロジェクトは中止 ITジャーナリストは「返金は不可能だろう」と指摘
(判決前のインタビュー)
ーーQ.きょう判決ですけど、きのうは眠れました?
被告の男性
「全然眠れません、緊張もありますし」
どんな判決を求めますか?
「何もしてないことをきちんと証明した判決が出ればと」

 東海地方に住む会社員の男性(47)。13日、被告として罪に問われている事件の判決を迎えました。

 問われているのは2021年3月、大阪府茨木市の当時交際していた女性の自宅で午後4時ごろ、女性がゴミを出すために外に出た5分ほどの間に、生後4カ月の次女の頭部に何らかの暴行を加え、急性硬膜下血腫や眼底出血などの傷害を負わせたという罪。

 次女は一命は取り留めましたが、5歳になった今も意識不明のままです。

被告の男性
「気づいたときにはもう手足が硬直して、顔も青白くなってて、うめき声に近いような感じに声を上げながら、ずっと手足突っ張っちゃってるみたいな、呼吸も全然できてない状態」
男性は1年後の2022年2月に大阪府警に逮捕され、一貫して容疑を否認。逮捕から3年後の去年7月に始まった初公判でも無罪を主張しました。

被告の男性
「(Q.次女の頭に衝撃を加えるようなことをした?)いや、ないです。(Q.一切ない?)はい」

 裁判の争点は、次女の脳の症状が暴行によるものなのかどうか。検察と弁護側から各分野の医師計13人が法廷で証言しました。

 検察は、次女の症状から「強く複数回揺さぶられるなど、頭部に強い衝撃を与える暴行を受けたことが推認できる」として懲役6年を求刑。

 一方、弁護側は、急性硬膜下血腫は、てんかんの発作が長時間続いたことによる低酸素脳症が原因だとし、改めて無罪を主張しました。
そして判決で大阪地裁は、男性に無罪を言い渡しました。血液検査や症状から、次女が当時「低酸素脳症に陥っていた可能性が否定できない」と判断。さらに、脳深部の血腫については「あったとしても外力によるものとは認められないし、血腫の存在自体に疑いがある」と指摘しています。

被告の男性
「ほっとしたというのはあるんですけども、言葉にならない。時間が長かったせいで実感というかすぐに切り替えることができないが、裁判官にちゃんと判断していただいてよかったと思っています」

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