大阪ミナミの繁華街・道頓堀で2月、17歳の少年3人が刃物で刺されて1人が死亡、2人が負傷した事件で、大阪府警は、殺人容疑で逮捕された無職岩崎龍我(りょうが)容疑者(21)(大阪市住吉区)について、少年2人を負傷させたとする殺人未遂容疑で6日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、岩崎容疑者は2月14日午後11時55分頃、大阪市中央区心斎橋筋の商業ビル1階の入り口で、同府八尾市の少年と同府柏原市のアルバイト少年の上半身を刺し、負傷させた疑いがある。
2人は現場ビルにいたところ、死亡した会社員鎌田隆之亮(りゅうのすけ)さん(奈良県田原本町)とともに岩崎容疑者に次々と刺された。
八尾市の少年は意識不明の重体となり、柏原市の少年も内臓を損傷して全治約3週間の重傷を負った。いずれも入院していたが、2人とも3月初めに退院したという。
岩崎容疑者は2人を刺す直前、鎌田さんと現場近くの遊歩道「グリ下」で接触。鎌田さんの知人女性に迷惑行為をした後、鎌田さんと現場ビルに移動してきたという。府警は翌15日、鎌田さんに対する殺人容疑で緊急逮捕した。
岩崎容疑者は逮捕直後、「威嚇するつもりだった。殺意はなかった」と供述。その後は事件について黙秘している。