現在、小学生女児を中心に巻き起こる「シールブーム」。その人気は子どもだけにとどまらず、大人までもを巻き込み、ブームが加熱。中でも立体シール「ボンボンドロップシール」(ボンドロ)が注目を集め、シール販売店への殺到や大量買い占めによる店側の負担増、高額転売、さらには転売目的でシールを万引きしたとして逮捕者が出る事態にまで発展しています。
子ども同士の「シール交換」がトラブルに発展したケースや、シール代が生活費を圧迫しているといった声もSNS上であふれており、シールブームの被害者ともいえる人々の声も多く上がっている。今回は小学4年生の女児をもつ理沙さん(仮名・30代/主婦)に、シールブームによる「親の苦悩」についてお話を伺いました。
「娘がシール集め「シル活」にハマったきっかけは、お友達の影響でした。『シール帳やってる?』といった話題が学校内でよく出るようになり、そこからSNSでもよく見かけるようになって、どんどんハマっていったという流れです。
私自身が子どもの時にもシール交換が流行したことがあり、最初は『懐かしい〜! ママもやってたよ!』と娘と共通の話題ができて、親子で楽しくシールを集めていました。最初は100均で売られているシールを買ってきてシール帳に貼っていたのですが、娘が急に『私もレートが高いシールが欲しい』と言い出したんです」
理沙さん自身は、あまりSNSを頻繁にチェックするタイプではないそうで、最初は“レートが高いシールって何?”という状態だったと話してくれました。
「娘に話を聞くと、レートが高いシールというのが希少性のあるボンドロだということが分かりました。娘は100均のシールしか持っていなかったため、お友達に『そのシールはレートが低いから交換できない』と言われたようで、その子はママから『ボンドロはレートが高いから100均のシールとは交換しちゃダメ!』と言われていたのだそう。調べてみると、ボンドロは1シート550円するので、これをみんなが買い漁っていると知って驚きました」