14日午後11時55分頃、大阪市中央区心斎橋筋の商業ビル周辺で、17歳の少年3人が男に刺された。いずれも救急搬送され、うち1人が死亡した。刺した男は逃走したが、大阪府警は15日午前10時35分頃、約1・5キロ南に離れた路上で男を発見し、殺人容疑で緊急逮捕した。男と3人は直前にトラブルになっていたといい、府警が詳しい経緯を調べている。
商業ビル1階の警備室で勤務していた警備員の男性(75)は、防犯カメラの映像が映し出されるモニター越しに、事件の様子を目撃した。
警備員によると、室内のモニターに7、8人の若い男女のグループがビルの1階に入ってくる様子が映っていた。男同士でもめているように見えた。
その後、モニターから目を離した際、警備室の外から「ドン」と大きな音が聞こえ、改めてモニターを見ると、黒い服を着た男が走り去り、腹部を押さえた男性がその後ろを追いかけるように出て行った。
慌てて警備室の外に出ると、床には血痕が点々と落ちていた。目の前の道頓堀橋には男性が血まみれで倒れており、駆けつけた救急隊員に担架で運ばれていった。周辺は血だまりがあったという。警備員は「もめごとは時々あるが、人が刺されるなんて」と語った。
事件直後、現場にはパトカーや救急車が多数出動し、規制線が張られ、通行禁止になった。深夜でも観光客らの多いエリアで、一帯は騒然となった。