2001年に福岡市東区で高齢夫婦が殺害された事件は未解決のまま、まもなく発生から25年となる。遺族は私費で懸賞金を用意し、現場となった住宅の保存を続けている。13日には県警東署とともに同区で情報提供を求めるチラシを配り、改めて犯人逮捕を願った。【写真】福岡県警察本部
事件は同年2月17日頃に発生。同区の金丸金次郎さん(当時80歳)方で、金丸さんと妻・愛子さん(同73歳)が首を絞められて殺害された。室内には物色された跡があり、同署は強盗殺人事件とみて捜査している。県警には毎年数件の情報が寄せられるが、有力な手がかりは得られていない。
金丸さんの次女・藤堂早苗さん(70)らは、13年から有力情報の提供者に私費で懸賞金を設けており、現在の上限は250万円。現場となった実家は地域の集会所として活用されているが、金丸さんが倒れていた部屋などは事件当時のままにしている。藤堂さんは「実家を残し続けることで、犯人にプレッシャーをかけたい。両親が殺された理由を知りたい」と話す。
藤堂さんは毎年、事件発生日の前後に同区でチラシを配って情報提供への協力を呼びかけている。13日も商業施設「イオンモール香椎浜」で署員ら約40人と一緒に買い物客らに配布した。土谷武紀署長は「25年たった今だから話せることもあると思う。ささいなことでも情報を寄せてほしい」としている。情報提供は同署(092・643・0110)へ。