特殊詐欺被害1414億円で過去最悪…20・30代が「ニセ警察官」の標的に、オンライン化で逃げ切る「見えない詐欺集団」【Nスタ解説】

特殊詐欺による去年1年間の被害総額が過去最悪のおよそ1414億円となり、前年の2倍ほどに。さらに総認知件数も2万7000件を超え、過去最悪の数字となりました。【データを見る】偽警察官詐欺の被害は30代が最多、次いで20代が多く…■特殊詐欺被害が過去最悪に

高柳光希キャスター:
過去最悪になった特殊詐欺の被害。中でも多いのが、偽物の警察官による詐欺です。

去年の認知件数2万7758件のうち、1万936件、全体の4割ほどが偽警察官による詐欺だということです。年代的に詐欺に遭うのは高齢者が多いのでしょうか?

TBS報道局 社会部 塩田アダム 記者:
詐欺の被害者というと、多くの方は高齢者を思い浮かべると思います。オレオレ詐欺なども、息子や孫を語る手法でした。

ただ、この偽警察官詐欺では、30代が2221件と最多。次いで20代が多く被害に遭っています。実際に被害に遭ったのは若い世代でした。

高柳キャスター:
つい先ほども、私自身の携帯に海外の電話番号から着信がありました。出ていないのでわからないですが、もしかしたら、と頭をよぎりました。

井上貴博キャスター:
日本人にとって、警察という存在は特殊な気がします。「警察にお世話になる」という言葉もあるように、警察と聞くと信頼感や恐怖など、平常心ではいられないような感じがする。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
警察から問い合わせがあると、答えなくてはいけないと思ってしまいます。

■カンボジアに詐欺拠点 内情が明らかに

高柳キャスター:
手口も巧妙化しています。2月に入って、カンボジアの特殊詐欺拠点の内情が明らかになりました。

塩田記者:
カンボジア北部でタイとの国境沿いのオスマックという場所にあった拠点です。昨年末にタイの軍隊から空爆を受けて廃墟になったことを機に、内部が明らかになりました。

6階建ての建物なのですが、中国やオーストラリア、ブラジル、シンガポールといった各国の警察署を模したセットと、その制服が中から出てきました。さらに、かけ子が電話をかける部屋が数十か所あり、防音シートが張り巡らされた小さなブースがずらっと並んでいました。
6階建ての各フロアに部屋があり、部屋ごとに警察署のセットがあります。警察署だけでなく、銀行のセットなどもあり、それらを背景にテレビ電話をしていたようです。

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