熊本県宇城市の野菜委託販売会社を巡る金融商品取引法違反事件で、福岡県警は4日、同社代表の容疑者(52)ら3人を詐欺容疑で再逮捕した。【写真】福岡県警察本部
発表では、同社が2022年6月頃以降、大幅な債務超過状態で配当や元金を支払えないにもかかわらず、3人は「事業は安泰です」などと出資を募り、同年9~10月、同県久留米市の男性(65)と熊本市の男性(58)から計約1000万円をだまし取った疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
県警によると、代表は22年5月末の役員会議で「配当を止めたい。会社が破綻する」と発言し、翌6月から配当が止まったという。県警は財務捜査の結果も踏まえ、同月頃には同社が実質的に破綻していたと判断した。同月時点での未配当は約3600万円だったが、同年12月には約2億6000万円に膨らんでいたという。
県警は、野菜委託販売会社が実質的に経営破綻した後の22年6~11月、今回の被害者2人を含めて九州北部などの36人から計約1億6000万円を集めたことを確認しており、詐欺容疑を視野に調べる。