羽田空港で襲撃された男性、昨年築地で9500万円相当の外貨強盗被害…現金運搬情報が漏洩か

東京・上野の路上と羽田空港の駐車場で香港に運ぶ予定の現金が相次いで狙われた強盗事件で、羽田で襲われた4人のうち、両替商の30歳代男性が昨年11月、東京都中央区の路上で車上荒らしの被害に遭い、約9500万円相当の外貨を盗まれていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、現金を運搬する情報が漏れて狙われた可能性があるとみて関連を調べる。
捜査関係者によると、昨年11月20日夜、中央区築地の路上で、両替商の男性の車の窓ガラスが割られ、後部座席から約9500万円相当の外貨入りのリュックサックが盗まれた。容疑者は2人組の男とみられる。
男性は昨年、羽田空港でも車上荒らしの被害に遭っていたが、この時は何も盗まれなかったという。
先月30日に羽田空港の駐車場で起きた事件では、男性ら4人が、白い乗用車に乗った4人組に襲われた。現金の被害はなかった。
男性らの車には現金約1億9000万円が入ったスーツケースが載せてあった。男性は同庁に、「金の売却で得た現金を毎日のように香港に運んでいた」などと説明。事件後、現場にいた運搬担当の50歳代と20歳代の2人が現金を持って香港に向かったが、現地に到着後、路上で現金の一部を奪われていた。
香港警察は先月31日、日本人2人から現金約5100万円を奪ったとして、男女6人を強盗容疑で逮捕したと発表。うち1人は羽田で狙われた現金を運搬中で、他の容疑者に情報提供した疑いがある。日本円を香港ドルに交換後、貴金属を購入して差額を得ようとしたとみられるという。
金の取引を巡っては、価格が高騰する中、密輸などで消費税の納付を逃れた上、日本国内で買い取り業者に消費税込みの価格で売り、利ざやを不正に得るケースが相次いでいる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする