3年前、名古屋市内のマンションのクローゼットから男性の遺体が見つかった事件の裁判で、被告の女の弁護側は「頼まれて首を絞めた」と主張しました。【図解】相次ぐ強盗…狙われないためにできることは?
髪をポニーテールにし、グレーのパーカーを着たラフな姿で法廷に現れた女。
内田明日香被告(32)です。
3年前の11月、愛知県名古屋市のマンションのクローゼットから、阿部光一さん(当時42)の遺体が見つかった事件。
内田被告は阿部さんの首を絞めて殺害し現金や指輪など時価7400万円相当を奪った強盗殺人と死体遺棄の罪で起訴されています。
この事件をめぐっては、これまでに開かれた別の裁判で異例の展開がありました。
内田被告が「2人で遺体をクローゼットに隠した」と供述したため、逮捕・起訴された小山直己さん。
小山直己さん
「まさか証拠もなく臆測だけで逮捕・起訴されるとは思ってなかった」
事件現場と同じ状態の部屋を用意し、遺体の移動を再現しようとしたところ、内田被告の証言通りに移動させることは不可能だと判明。
一貫して無罪を主張していた小山さんは無罪判決となり、その後、確定しました。
そして、29日午前に開かれた内田被告の裁判。
起訴状が読み上げられると――
内田被告
「死体遺棄については認めますが、強盗殺人については全面否定でお願いします」
今回、争点となっているのは、強盗殺人が成立するかどうかです。
検察側は、「内田被告は阿部さんの首を5分ほど絞め続け、死亡してからも警察や消防に通報しなかった」などと指摘。金に困っていた内田被告が奪った指輪などを換金してホストクラブで使っていたと主張しています。
一方の弁護側は、阿部さんから頼まれて首を絞めたとして、死亡との因果関係がないと主張。指輪については半分は生前にもらう約束をしていて、残りの半分は奪ったことが成立する場合も強盗殺人にはあたらないと説明しています。
(1月29日放送『news zero』より)