警視庁は27日、国内最大級のスカウトグループで「トクリュウ」とされる「ナチュラル」の会長の男を逮捕した。【画像】潜伏先の奄美大島で逮捕され東京に移送された小畑寛昭容疑者(40)(27日午後5時前、東京・羽田空港)同組織は1500人以上のメンバーを抱え、女性を違法に紹介し約45億円を得ていたとされる。警察はトップの逮捕を機に全容解明と組織解体を目指している。
27日午後5時前、スカウトグループ「ナチュラル」の会長である小畑寛昭容疑者(40)が東京・羽田空港に到着した。
公開手配からわずか5日で異例のスピード逮捕となった。
宮司愛海キャスター:
「ナチュラル」はとても大規模な組織で、国内最大規模のスカウトグループ。なおかつ匿名流動型犯罪グループ、いわゆる“トクリュウ”のひとつです。警察がこれまで総力を挙げて取り締まりを進めてきた組織といった背景があります。驚きなのが「ナチュラル」のメンバーは1500人以上に上っています。
さらには組織も細分化され、会社のようになっているということです。運営部門があり、例えば総務課、契約課、集金課などが存在している。その下に5つのスカウト班があり、スカウトたちが違法に女性を風俗店に紹介するなどして、これまでに約45億円を得ていたことがわかっています。これまでに幹部の男たちも逮捕されています。そんな中で27日、逃亡していた組織トップが逮捕されました。
青井実キャスター:
トップの逮捕でかなり大きく動いたとなるわけですよね。
宮司キャスター:
平松解説副委員長も「これまでにない大規模な組織で多くの被害女性を生んできた。警視庁は組織の解体を目指している」と話しています。今後どういった捜査が行われるかのポイントに関しては(1)大規模な組織とカネの流れの全容解明、(2)漏洩した捜査情報と逃亡の関連ということです。
漏洩した捜査情報とありましたが、「ナチュラル」をめぐっては捜査を担当していた警視庁の警部補が、「ナチュラル」側に捜査情報を漏らすなどして逮捕起訴されています。小畑容疑者が逃亡直前に捜査情報を把握していたか、その中に逃亡を手助けする情報が含まれていたかなどが、今後の捜査の焦点になってくるのではないかということです。