2003年前橋スナック乱射事件の死刑囚死亡…被害者遺族「今も悔やまれてならない」

前橋市三俣町のスナックで2003年、暴力団抗争の巻き添えで市民ら4人が射殺された事件で、指定暴力団住吉会系暴力団幹部だった実行役の小日向将人死刑囚(56)が23日、死亡した。遺族や事件を捜査した警察官がそれぞれの胸中を明かした。
事件で犠牲になった男性(当時50歳)の長女(52)は報道陣にコメントを寄せ、「暴力団犯罪の死刑囚に(刑の)執行命令を速やかに行ってほしい」と複雑な思いを明かし、「父が生きていてくれたら今までにどれだけの幸せがあったか今も悔やまれてならない」とつづった。
当時、県警暴力団対策課で捜査にあたった玉村町の元警察官(66)は、死刑執行前の死に驚きつつ「一区切りがついた思いだ」と話した。
元警察官は「善良な市民が亡くなった」と強調する一方、小日向死刑囚が最初の逮捕の数か月後に反省し、自供に転じたと明かした。小日向死刑囚は2年前に事件の経緯を記録した手記を出版していた。「暴力団員にならないよう若者に警鐘を鳴らしたかったのだろう」とも推し量った。
事件は03年1月25日深夜に発生。首謀者の指示を受けた小日向死刑囚と仲間1人がスナックで銃を乱射し、市民3人と、対立する暴力団の元組員1人が死亡した。

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