詐欺に気付く、河童平吉封筒 警察官装う手口増、庄内署が郵便局と協力作製

庄内町で警察官を装った特殊詐欺(うそ電話詐欺)が増加していることを受け、庄内警察署は管内の郵便局と協力し、詐欺の特徴や注意点を記した現金封筒を作製した。町PRキャラクターの「河童平吉(かっぱへいきち)」が描かれ、親しみやすいデザインが特徴。郵便局の利用者に封筒を配るなどし、注意を呼びかけている。

 金融機関で使われている現金封筒の広告枠を利用し、同署と町防犯協会がデザインを考案した。河童平吉の驚いた顔のイラストや、「逮捕状が出ている」「電話が使えなくなる」といったニセ警察官の詐欺電話で多用される文言を添えた。2千部作り、町内で利用者が多い余目、狩川の両郵便局に配布し、先月から活用してもらっている。

 同15日には署員らが余目郵便局で、年金支給日に合わせた広報啓発活動を行った。ATMや窓口の利用者に「町内で詐欺が増えている」「怪しい電話に気を付けて」などと呼びかけながら、現金封筒を手渡した。
町内では昨年、町民が現金1千万円をだまし取られる被害もあった。同署によると管内では、警視庁や大阪府警、青森県警を名乗る詐欺電話が複数確認されている。携帯電話や口座の不正利用を口実に現金を詐取する手口で、「周囲に相談したら家宅捜索するぞ」と脅したり、署員が住民に代わって対応すると「警視庁の捜査の邪魔をするのか」と高圧的に言い放ったりしたという。

 同署刑事生活安全課の鈴木理友(よしとも)生活安全係長は、詐欺グループはさまざまな手を使い、詐欺の対象者と本物の警察官とのつながりを断とうとしてくるとし、「地元の警察を信用して、迷わず相談してほしい」と訴えた。

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