大地被告 朝華被告 穂坂大地被告 穂坂朝華被告 穂坂沙喜被告 朝美被告 沙喜被告【法廷ルポ】「自分は神」暴力で支配されたいびつな一家 「お前なんか嫌いだ」鉄パイプで母に殴られ…奪われた6歳の幼い命

2023年6月、神戸市西区でスーツケースに入れられた穂坂修(なお)くん(当時6)の遺体が見つかった事件。修くんを鉄パイプで殴るなどして死亡させ、遺体を遺棄した罪に問われている母親・穂坂沙喜被告(37)ら3人の裁判員裁判が神戸地裁で結審した。【動画】介護施設で起きた事件 高温の風呂に入れ死亡させた傷害致死の疑い 「聞こえていたけど聞こえにくかった」高齢者施設の現実と介護業界の課題事件から2年以上が経過する中、裁判で明らかになったのは、沙喜被告の弟で、修くんの叔父にあたる穂坂大地被告(34)が「自分は神」だと称して、平穏だった一家を“暴力”によって支配した異様な家族関係だった―。
(取材・報告=中野颯大・瀧本怜佳・山口杏奈)
穂坂沙喜被告
「私は(修くんの遺体を)捨てたくなかったのに、大地が無理やり捨てるって言い出したから…最初にごめんなさいと(言いたい)。もっと勇気を出してかばいにいって、警察に通報していれば、こんなことにはなっていなかったです」

 法廷の証言台で、ハンカチで涙をぬぐいながら、消え入るような声で語ったのは、亡くなった我が子への謝罪の言葉だった。
2023年6月22日―。神戸市西区の草むらからスーツケースに入った状態で見つかった穂坂修くん(当時6)。司法解剖の結果、死亡したのは3日前の6月19日ごろと推定され、数えきれないほどのあざが背中を中心に残っていた。

 傷害致死や死体遺棄の罪で起訴されたのは、修くんの母親である沙喜被告(37)のほか、弟の大地被告(34)、双子の妹である朝美被告(33)と朝華被告(33)のきょうだい4人だった。4人は遺体をスーツケースで自宅から運び出して遺棄した後、大阪・梅田の商店街や京都のネットカフェなどを転々とした末、神戸・三宮の中心部で身柄が確保された。
穂坂朝華被告(11月19日の初公判)
「私は大地に逆らえませんでした」

 事件から2年半近くが経過した2025年11月、大地被告を除いた3姉妹の裁判員裁判が始まり、沙喜被告は起訴内容を認める一方、3人の弁護側は「大地被告が暴力で家族を支配」していたことが事件の背景にあると訴えた。

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