GQエディターが厳選! Netflix、Prime Videなどで配信中の2025年公開、ベスト映画とドラマ30選

2025年に劇場公開され、早くもNetflix、Prime Video、U-NEXTなどで観られる最新映画とドラマのなかから、タイプ別おすすめ作品を、年間80作品以上鑑賞するGQ編集部の映画担当がピックアップした。ブックマークして年末年始は、自宅や移動中に映画やドラマを楽しもう!【動画】『F1 ザ・ムービー』『教皇選挙』『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『サブスタンス』『クィア/QUEER』などの予告をチェックする
<手に汗握るスリルを味わうなら>

『教皇選挙』(Prime Video)
『陪審員2番』(U-NEXT、Prime Videoなど)
『入国審査』(U-NEXT)
『ガール・ウィズ・ニードル』(U-NEXT)
『スンブ:二人の棋士』(Netflix)
『ハウス・オブ・ダイナマイト』(Netflix)

<誰が見ても楽しいエンタメ超大作>

『F1 ザ・ムービー』(Apple TV)
『グッドニュース』(Netflix)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(Netflix)
『ミッキー17』(U-NEXT、Prime Videoなど)

<あの人の歴史を語る伝記映画>

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(Disney+、Prime Videoなど)
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(Prime Video、U-NEXTなど)

<友情とは、美しさとは? そしてフェニズムを問う>

『ウィキッド ふたりの魔女』(Prime Video、U-NEXT)
『アノーラ』(Prime Video)
『サブスタンス』(Prime Video、U-NEXT)
『フランケンシュタイン』(Netflix)

<はちゃめちゃホラー&サスペンス>

『MaXXXine マキシーン』(Prime Video)
『罪人たち』(Prime Video)

<大人の恋愛映画>

『ベイビーガール』(Prime Video)
『クィア/QUEER』(Prime Video)
『ファーストキス 1ST KISS』(U-NEXT、Prime Videoなど)

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■『教皇選挙』

ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー。第97回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。テンポの良さと巧妙な脚本で、どんな人でも飽きずに楽しめる傑作!

ローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。

Prime Videoで配信中

■『陪審員2番』

クリント・イーストウッドが、94歳を迎えた2024年に発表した作品。ある殺人事件に関する裁判で陪審員をすることになった主人公が、思いがけないかたちで事件とのかかわりが明らかになり、煩悶する姿を描いた法廷ミステリー。ニコラス・ホルトが主人公ジャスティンを演じ、トニ・コレット、J・K・シモンズ、キーファー・サザーランドらが共演する。劇場公開がなく配信でのみの公開となったが、見逃してほしくない名作。

ジャスティン・ケンプは雨の夜に車を運転中、何かをひいてしまうが、車から出て確認しても周囲には何もなかった。その後、ジャスティンは、恋人を殺害した容疑で殺人罪に問われた男の裁判で陪審員を務めることになる。しかし、やがて思いがけないかたちで彼自身が事件の当事者となり、被告を有罪にするか釈放するか、深刻なジレンマに陥ることになる。

U-NEXTで配信中
Prime Videoでレンタル配信中

■『入国審査』

本作が監督デビューとなるアレハンドロ・ロハス&フアン・セバスティアン・バスケスが故郷ベネズエラからスペインに移住した際の実体験に着想を得て制作。誰もがドキドキする入国審査という場面を見事に切り取り、シンプルな構成ながら手に汗握る。別室に呼ばれるとこうなるのか!というリアルさも織り込まれ、76分という短めの映画なのもおすすめポイント。

スペインのバルセロナからニューヨークに降り立ったディエゴとエレナ。エレナがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選し、事実婚のパートナーであるディエゴとともに、新天地での幸せな生活を夢見てやって来た。しかし入国審査でパスポートを確認した職員は2人を別室へ連れて行き、密室で拒否権なしの尋問が始まる。予想外の質問を次々と浴びせられて戸惑う彼らだったが、エレナはある質問をきっかけにディエゴに疑念を抱きはじめる。

U-NEXTで配信中

■『ガール・ウィズ・ニードル』

「幸せの国」として知られるデンマークの知られざる暗黒の時代に起こった連続殺人事件を元にしたミステリー作品。第97回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた。監督・脚本を手掛けたのは『波紋』『スウェット』といった鋭い視点の作品で世界的注目を集めるスウェーデン系ポーランド人の若き鬼才マグヌス・フォン・ホーン。

第1次世界大戦後のデンマーク、コペンハーゲン。お針子として働きながら、貧困から抜け出そうと必死にもがく女性カロリーネは、恋人に裏切られて捨てられたことで、お腹に赤ちゃんを抱えたまま取り残されてしまう。そんな中、彼女はダウマという女性と出会う。ダウマは表向きはキャンディショップを経営しているが、その裏で秘密の養子縁組機関を運営しており、貧しい母親たちが望まない子どもを里親に託す手助けをしていた。ダウマのもとで乳母として働くことになったカロリーネは、ダウマに親しみを感じ、2人の間には絆も生まれていくが、カロリーネはやがて恐ろしい真実を知ってしまう。

U-NEXTで配信中

■『スンブ:二人の棋士』

曺薫鉉(チョ・フンヒョン)と李昌鎬(イ・チャンホ)という韓国を代表する実在の棋士を主人公にした人間ドラマ。師弟にして最大のライバルである二人を、イ・ビョンホンとユ・アインが演じている。彼らの対戦はまるでスポーツのようで、囲碁のルールがわからなくても囲碁を勉強してみたくなる作品だ。

世界囲碁選手権を制し、国民的英雄の“国手”となったばかりのトップ棋士チョ・フニョンは、ある日「神童」と呼ばれる弱冠10歳の少年イ・チャンホと出会う。誰からも囲碁の指導を受けたことがないというその少年に才能を見いだしたフニョンは、チャンホを弟子として迎え入れる。フニョンの厳しい指導のもと、チャンホはやがて師であるフニョンとタイトルを争うまでに成長していく。

Netflixで配信中

■『ハウス・オブ・ダイナマイト』

『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』『デトロイト』を手掛けたキャスリン・ビグロー監督の最新作。突如発射された正体不明のミサイルをめぐるわずか数十分の攻防を、徹底的なリアリズムで描く政治スリラー。関係者一人ひとりにフォーカスがあたるいわゆる”羅生門”方式の演出で、現代社会にも通じる核を巡るさまざまな問題を考えさせる。

ある日、出所不明の弾道ミサイルがアメリカ合衆国に向けて発射される。 アメリカ政府は驚愕し、誰がミサイルを撃ったのか?どう対処すべきなのか?を突き止めるため、時間との極限の戦いに巻き込まれていく。 限られた時間の中で 米国最高レベルの政府・軍関係者たちが対応策を模索するが、意見や戦略は分かれ、緊張と心理的プレッシャーが高まる 。出演するのはレベッカ・ファーガソン、ガブリエル・バッソ、ジャレッド・ハリス、トレイシー・レッツ、アンソニー・ラモス、モーゼス・イングラム、ジョナ・ハウアー=キング、グレタ・リー、ジェイソン・クラークら。

Netflixで独占配信中

■『F1 ザ・ムービー』

ジョセフ・コシンスキー監督&ジェリー・ブラッカイマー製作、F1®の全面バックアップを得て制作された本作。本物のサーキットを使い撮影された迫力ある映像や、プロデューサーにルイス・ハミルトンが名を連ねるなど、とことんリアルを追求した。F1のルールが分からなくても、誰しもが楽しめるエンタメ大作。『トップガン マーヴェリック』が好きな方、絶対にハズしたくない方におすすめ。

ブラッド・ピットが演じるのは、かつて天才と呼ばれた伝説のF1レーサーソニー。現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チーム。最強のライバルに立ち向かうもチームはバラバラ。ソニーは常識破りの起死回生作戦をたてる。命をかけたレースの行方はいかに。

Apple TVで配信中

■『グッドニュース』

映画『グッドニュース』は、赤軍派が旅客機をハイジャックし、日本から北朝鮮の平壌に向かうことを要求するという、「よど号ハイジャック事件」を元にしたコメディ作品。監督を務めたのは『キングメーカー 大統領を作った男』などのビョン・ソンヒョン。赤軍派のリーダーを笠松将が演じ、山田孝之、椎名桔平、佐野史郎なども出演している。

1970年、日本発の旅客機が武装勢力によってハイジャックされ、乗客乗員が人質に取られる。犯人たちは飛行機を北朝鮮の平壌へ向けて飛ばすよう要求するが、事態は国際的な危機へと発展する。各国政府や情報機関は混乱と責任の押し付け合いに陥る中、正体不明のフィクサーという男が、ある極めて奇想天外かつ大胆な作戦を立案する。彼の狙いは、ハイジャック機をそのまま危険な方向に飛ばさせるのではなく、巧妙な策略でソウルへ着陸させることだった。

Netflixで配信中

■『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』

韓国発のアニメーション映画。劇中歌『Golden』が、Billboard Hot 100で通算8週1位を獲得。そのほかK−POPアイドルたちがこぞってチャレンジ動画を公開するなど社会現象化した。子供用アニメと思われがちだが、自分の弱さや恐れにどう立ち向かうか、負の感情に襲われた時どう対処するかなども描かれ、さらにポップカルチャーとしての完成度高く、大人も十分に楽しめる内容だ。

K-POPガールグループ「HUNTR/X(ハントリックス )」は、実は人間の魂を奪う悪霊と戦うスーパーヒロインでもある。ライバルのボーイグループ「 Saja Boys(サジャ・ボーイズ)」の妨害をくぐり抜け、少年少女が見つけたものとは。

Netflixで配信中

■『ミッキー17』

『パラサイト 半地下の家族』でのアカデミー賞受賞後初となるポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』。ロバート・パティンソンがブラック企業のどん底で、死ぬ度にすぐ生き返らせ続ける使い捨て社員を演じる、ユーモアと社会風刺にあふれた極上のエンターテインメント作品。声色まで演じ分けるパティンソンの妙演で、何人分もの魅力を味わえる。

主人公ミッキー(ロバート・パティンソン)は、ビジネスに失敗して窮地に陥り、胡散臭い友人のティモ(スティーブン・ユァン)とともに、逃げるようにして地球外の惑星への移住を決める。移住の手続きを進めるなかで、ミッキーはなぜか「使い捨て人間(エクスペンダブルズ)」として契約を結んでしまい、その結果、死ぬたびにコピー用紙のように印刷され、新たな身体で生き返る人体複製(プリンティング)される存在となる。

U-NEXTで配信中
Prime Videoでレンタル配信中

■『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

『Dylan Goes Electric(原題)』(イライジャ・ウォルド著)を原作に、ジェームズ・マンゴールドが監督、ボブ・ディランをティモシー・シャラメが演じた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。本作でティモシーは、第31回SAG(全米映画俳優組合賞)において史上最年少の主演男優賞を受賞した。演技はもちろん、同時録音された歌も見事で、ティモシーがボブ・ディランの曲を歌ったサウンドトラックもヒットした。

本作はボブ・ディランのキャリア初期にあたる1961年から1965年の軌跡を、実際の出来事に基づいて描いた作品。タイトルは、彼が1965年に発表した曲「Like a Rolling Stone」の歌詞の引用で、本作はこの楽曲が生まれるまでの5年間に焦点を当てている。

Disney+で配信中
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■『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』

ドナルド・トランプの若き日を描く本作。2024年5月、カンヌ国際映画祭で世界初上映されると、トランプの選挙キャンペーンのスポークスパーソンは、映画を観ていないにもかかわらず、「完全なるフィクション。ただのゴミ。トランプがホワイトハウスに返り咲くと知っているハリウッドのエリートが邪魔をしているに過ぎない」と大批判。それに対し、イラン生まれ、デンマーク在住のアリ・アッバシ監督は、「お望みならばトランプのために特別上映会をご用意します」と言うなど、真っ向から対立したという。

1980年代。気弱で繊細な若き実業家ドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。勝つためには手段を選ばない冷酷な男として知られるコーンは意外にもトランプを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授。コーンによって服装から生き方まで洗練された人物に仕立てあげられたトランプは数々の大事業を成功させるが、やがてコーンの想像をはるかに超える怪物へと変貌していく。

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■『ウィキッド ふたりの魔女』

『オズの魔法使い』の前日譚として生まれた不朽のミュージカル劇『ウィキッド』を原作にした映画版『ウィキッド』。2部構成で本作は第1弾(第2弾『ウィキッド 永遠の約束』2026年3月6日(金)公開)。第97回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、視覚効果賞、編集賞、作曲賞、音響賞、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計10部門でノミネートされ、注目を集めた。世界各国で記録的なヒットを飾り、ブロードウェイミュージカルの映画化作品としては、歴代最高の全世界オープニング興収を叩き出している。

魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる。

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■『アノーラ』

主人公アニーを演じたのは、『スクリーム』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演したマイキー・マディソン。本作で第97回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、作品賞も受賞した。ラストシーンの読み解きは人によって解釈が分かれると思うが、女性として正しい生き方も間違った生き方もないという描き方が新しく、ショーン・ベイカー監督の手腕を見せつけたと思う。

ニューヨークのブルックリンでストリップダンサーとして生きる“アニー”ことアノーラ(マイキー・マディソン)は職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会う。イヴァンは祖母の影響でロシア語を少し理解できるアニーを巨大な邸宅に誘い、そこを訪れたアニーはイヴァンが富豪の御曹司であることを知る。ふたりはすぐに肉体関係を結び、イヴァンはアニーに対価を払うが、アニーはイヴァンのピュアで奔放な御曹司ぶりに惹かれていく。

Prime Videoで配信中

■『サブスタンス』

かつてプロデューサーから、ポップコーン女優(ライトな娯楽映画に出演する美しさがウリの俳優)と呼ばれ悩んでいた、と主演女優賞を初受賞したゴールデングローブ賞のスピーチで明かしたデミ・ムーア。自身のキャリアを体現するような本作で、新境地を築き、仕事、美しさ、性差などにパラダイムシフトを起こした作品。後半20分の好みは分かれると思うが、筆者はあまりにも予想外の展開に笑ってしまった。美しさとは何なのか、を考えさせられる(いい意味での)問題作!

50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法な薬に手を出すことに。薬品を注射するやいなやエリザベスの背が破れ、「スー」という若い自分が現れる。若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、いわばエリザベスの上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていく。エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。

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■『フランケンシュタイン』

『シェイプ・オブ・ウォーター』で知られる鬼才ギレルモ・デル・トロが、ゴシック小説「フランケンシュタイン」を映画化。怪物をジェイコブ・エロルディ、ヴィクターをオスカー・アイザック、そのほかミア・ゴスやクリストフ・ワルツ、フェリックス・カメラーなどが出演する。ジェイコブ・エロルディの言葉を使わない演技が素晴らしく、憂いと悲しみを見事に表現していた。

己の欲望に駆られた科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、禁断の実験によって怪物を生み出してしまう。悲劇を背負った怪物は彼なりの愛をみつけるものの、それも打ち破られてしまう。そしてヴィクターと怪物は、破滅の道へと進んでいく。

Netflixで配信中

■『MaXXXine マキシーン』

2022年に公開された『X エックス』、『Pearl パール』に続く3部作の完結編『MaXXXine マキシーン』。カルト的人気を誇り、令和ホラーの火付け役でもあるシリーズ。監督はタイ・ウェスト、主演は前2作に続き、ミア・ゴスが務める。

1979年のテキサスを舞台に、ポルノ映画の撮影に参加していたマキシーンが、殺人鬼パールに襲われる1作目『X エックス』(2022)。1918年、銀幕のスターを夢見る若きパールが、やがて殺人鬼へと変貌していく姿を描いた2作目『Pearl パール』(2023)。そして、1985年──テキサスでの惨劇を生き延びたマキシーンが、ハリウッドで映画スターの座をつかもうとするのが、シリーズ完結編となる本作。

Prime Videoで配信中

■『罪人たち』

アメリカで異例の大ヒットを遂げた本作。『ブラックパンサー』『クリード チャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー監督が、マイケル・B・ジョーダンを主演に迎えて描いたサバイバルスリラー。2025年を語るうえで見逃せない一本。

舞台は、ジム・クロウ法による人種隔離と人種主義が色濃く残る1932年のアメリカ南部、ミシシッピ州クラークスデール。マイケル・B・ジョーダンが一人二役で演じる双子のギャング、スモーク&スタックが、シカゴから7年ぶりに地元へと帰ってくる。彼らは到着するやいなや、古い製材所を買い取り、その日の夜までに、そこをジューク・ジョイントとしてオープンすると宣言する。オープン日の夜、とある招かれざる者たちの出現により事態は一変。ダンスホールは理不尽な絶望に飲み込まれ、人知を超えた者たちの狂乱の夜が幕を開ける。

Prime Videoでレンタル配信中

■『ベイビーガール』

ニコール・キッドマンがCEO、ハリス・ディキンソンが年下のインターンを演じた映画『ベイビーガール』。お金、成功、結婚生活、すべてを手に入れ満たされた生活を送っていた女性CEOのロミー。しかし突如現れた年下の男性によって、彼女の満たされていない欲望が明らかにされていくエロティックスリラー。美しいニコールと美しいハリス。A24作品ならではの映像美も堪能できる作品。

NYで成功を収めるCEOのロミーは、仕事でも家庭でも「理想的な大人の女性」として生きている。しかしある日、年下のインターンの男性と出会ったことをきっかけに、彼女の内側に長く押し殺してきた欲望と衝動が静かに目を覚まし始める。社会的地位、母としての役割、パートナーとの関係、すべてを“正しく”保ってきたロミーは、彼との関係を通して、自分が何を欲し、何を恐れてきたのかと向き合うことになる。

Prime Videoで配信中

■『クィア/QUEER』

一途に愛を求める中年男性(ダニエル・クレイグ)と、塩対応な若者(ドリュー・スターキー)の美しく痛々しい関係を描いた映画『クィア/QUEER』。監督はルカ・グァダニーノ、衣装はジョナサン・アンダーソンという、今をときめく俳優とスタッフが集結。特にドリュー・スターキー演じるアラートンが着ているTシャツのシルエット、素材が完璧! シースルーシャツの着こなしも抜群で、ぜひ注目したい。

誰かを強く求めること──それが報われるとは限らないし、時に破壊的ですらある。『クィア/QUEER』は、そんな不器用で痛切な愛のかたちを描いた作品だ。原作はウィリアム・S・バロウズによる同名小説。1950年代、抑圧と孤独を抱えた中年のアメリカ人リーが、異国メキシコの地で若くミステリアスな青年アラートンに出会い、言葉にならない欲望と感情の奔流に呑み込まれていく。

Prime Videoで配信中

■『ファーストキス 1ST KISS』

『ラストマイル』の塚原あゆ子が監督を務め、『花束みたいな恋をした』『怪物』の坂元裕二が脚本を手掛けたオリジナル作品。松たか子と松村北斗が出演し、そのほかリリー・フランキー、吉岡里帆、森七菜などが共演する。松たか子のコメディエンヌっぷりと、それに応える松村北斗の演技力。ふたりの掛け合いが心地よく楽しい。

結婚して15年になるカンナは、ある日突然、夫を事故で失う。かつては確かに愛し合っていたはずのふたりだが、時間の経過とともに会話は減り、気づけば心の距離は広がっていた。夫の死を前に、カンナの胸に去来するのは、深い悲しみと同時に、言葉にできない後悔だった。そんな中、カンナは不思議な体験を通じて、若き日の夫と再会する機会を得るのだが。

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