元被告トランプが「若い女の子を愛している」と、性的暴行のナサール元医師への手紙で示唆か。新たなエプスタイン文書で公開

アメリカ司法省は12月23日、数千点に及ぶジェフリー・エプスタイン元被告に関する文書を追加で公開した。【画像】エプスタイン元被告が送ったとされる手書きの手紙文書の中には、体操選手に対する性的暴行で有罪になったラリー・ナサール受刑者宛ての手紙も含まれていた。

手紙には、トランプ大統領が「若くて魅力的な少女を愛している」と示唆するかのような文章が含まれていたが、司法省は手紙は偽物だとしている。
この手紙にはトランプ氏が1期目の大統領在任中だった2019年8月13日の消印が押され、差出人に返送されていた。

手紙には手書きで、次のような文章が書かれている。

「親愛なるL.N.へ。ご存じのとおり、私は“近道”をして家に帰ることになった。幸運を祈る! 私たちには共通点が1つあった…若い女性たちへの愛情と思いやり、彼女たちに可能性を最大限に発揮してほしいという願いだ。私たちの大統領もまた、若く、魅力的な女の子たちへの愛を共有している」

「彼は若く美しい女性が通り過ぎる時に“わしづかみ”にするのが好きだった。一方で私たちは、社会制度の食堂で冷や飯を“つかむ”はめになった。人生は不公平だ」

ナサール受刑者は2017年、児童ポルノの所有と、医師という立場を利用してアメリカ女子体操代表チームの選手らに性的暴行をしたことを認め、有罪になった。

エプスタイン元被告は、性的人身売買容疑で逮捕され裁判を待っていた2019年8月10日に、収容されていた監房で死亡した。

死因は自殺と判断されたが、さまざまな有力者とコネクションがあったことから、彼らを脅迫する材料となる「顧客リスト」を持っていたのではないかという説も広まった。

司法省が12月23日に公開した文書には、エプスタイン元被告がナサール受刑者に送ったとされる手紙が2019年9月25日に発見されたことを示す保管記録や、FBIの筆跡鑑定依頼書も含まれていた。

一方で司法省は23日、「FBIは、ジェフリー・エプスタインがラリー・ナサールに宛てたとされる手紙が偽物であることを確認した」とXに投稿した。

同省はこの手紙が偽物である理由として▼封筒の消印が、エプスタイン元被告の死亡が確認されてから3日後▼消印がエプスタイン元被告が収監されていたニューヨークではなくバージニア州のもの▼必須であるはずの受刑者番号が記載されていない▼手紙の筆跡はエプスタイン元被告のものと一致していないように見えるなどの点を挙げている。

司法省は「この偽の手紙は、司法省が公開した文書であってもその主張や告発が事実であるとは限らないということを注意喚起している」とも書いている。

この手紙そのものはこれまで公表されていなかったが、AP通信は2023年6月にその存在を報じている。

当時の報道によると、手紙を発見した調査官は刑務所職員に「(エプスタイン元被告が)郵送し、差出人に返送されたようだ」「開封すべきか、それとも誰かに引き渡すべきか分からない」とメールで伝えていた。

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