性的人身売買などの罪状でニューヨーク地検がディディを起訴した直後、「ディディのドキュメンタリーを作る」と公表していたカーティス“50セント”ジャクソン。ディディとはライバル関係にある彼が、アレックス・ステイプルトン監督と組んだNetflixドキュメンタリー「ショーン・コムズ:裁きの時」は、配信されるとほぼ同時にネットフリックスの各国チャート1位に輝き、今後のディディ裁判へ与える影響も気になるところ。人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック!
新進気鋭のアーティスト・ディディとそのゴーストライターを務める元ギャングのラッパー・50セントという関係から始まり、20年以上にもわたって確執を繰り広げているふたり。50セントはSNSやメディアのインタビューを使ってディディの性的嗜好やギャングとの関係、さらには殺人疑惑までを皮肉まじりのジョークでからかい続けてきたが、実際はディディが犯した罪を暴く機会を本気で待ち望んでいたようだ。そしてディディに司法の手が伸びたことで到来したそのチャンスを、4部構成のドキュメンタリーシリーズ製作という形でタイムリーに使ったのだ。
パフ・ダディやP・ディディ、ディディなど次々と芸名を変化させながら業界を上り詰めていったショーン・コムズの栄枯盛衰を描くNetflixシリーズは、6日後に逮捕が迫ったディディが焦りまくる姿から始まる。FBIや保安官事務所に家宅捜査されたディディは「捜査に協力する姿勢を示す方がいい」という弁護士のアドバイスを受け入れてニューヨークに移動。ホテルに入り、逮捕を待つ彼がネガティブな報道を巧みに操作するために「最も汚いビジネスを扱った経験のある、我々と協力してくれる人物を見つけなければならない」と電話で捲し立てる姿は恐ろしい。ネット上でネガティブ・キャンペーンを作り出すPRの専門家がエンタメ界で暗躍していると思わせるエピソードだ。