東京都世田谷区上祖師谷の住宅で2000年12月、会社員の宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件は、30日で25年となる。警視庁成城署は13日、現場近くの小田急線成城学園前駅で、住民らに情報提供を呼びかけた。【写真】犯人が出入りしたと推定される浴室の窓と落下した網戸
署員ら約40人は、駅構内に容疑者の服装を再現したマネキンを置き、事件を伝えるチラシを配った。佐藤圭一郎署長は「絶対に犯人を検挙するという強い信念で捜査を続ける」と話した。
この日は殺人事件の被害者遺族らで作る「宙(そら)の会」も区内で集会を開き、みきおさんの母・節子さん(94)がコメントを寄せた。26年前に名古屋市で起きた主婦殺害事件の容疑者が10月に逮捕されており、節子さんは「長い時間を経ても真相に近づけると改めて希望を感じた。犯人の自首を願っている」と訴えた。
事件では、みきおさんと妻の泰子さん(当時41歳)、長女のにいなちゃん(同8歳)、長男の礼君(同6歳)が刃物で刺されるなどして殺害された。同庁は特別捜査本部を設置し、延べ約30万人の捜査員を投入している。情報提供は成城署(03・3482・0110)へ。