5日未明、静岡県伊豆の国市の病院から逃走していた勾留中の男の身柄が、確保されました。7階の病室から手錠をつけたまま逃走していた男。病室に「山か海の方へ向かう」という趣旨の置き手紙を残していました。【画像】「50件くらいやった」家電量販店でゲームソフト盗んだか 39歳男を逮捕
5日未明に病院から逃走した島田健太郎被告が静岡県富士宮署に移送されました。約半日にわたる“逃走劇”の末、身柄が確保されたのです。
5日朝、ものものしい雰囲気に包まれたのは、静岡県伊豆の国市の“巨大病院”。
記者
「パトカーが病院周辺を巡回し逃走した容疑者の行方を追っています」
パトカーや白バイが、あたりを警戒。複数の捜査員らが病院に入っていく様子も…。
警察によると、5日午前1時15分から4時ごろの間、順天堂大学静岡病院から入院していた男が逃走しました。
その人物が、傷害の罪などで起訴されている島田健太郎被告(54)。静岡県警が写真を公開しました。身長は約180センチと大柄です。
近隣住民
「逃げているとなると怖いですね」
近隣住民
「不安ですね。時間がかかっても捜していただきたい」
警察の監視下にあった病室。“密室状態”から、一体どうやって逃走したのでしょうか?
島田被告が入院していたのは7階の個室。カーテン越しに、警察官2人が交代で監視していたといいます。
しかし、午前4時ごろにカーテンを開け確認すると、その姿はなし。
島田被告は監視の目を盗み、窓から部屋の外へ逃げたとみられています。この時、左手首には手錠がついたまま。
午前2時すぎ、病院周辺の防犯カメラがとらえた逃走中の島田被告の姿。メガネをかけ、白のマスク、上下黒の服を着ています。手錠を隠しているのでしょうか、左手はポケットの中。右手は、包帯のようなもので固定しているようにも見えます。
島田被告が逮捕される発端となったのは今年9月。
富士宮市内のスーパーで、約500円の食品1点を“万引き”。警備員に呼び止められた際、転倒させてケガをさせたとして逮捕。その後、起訴されていました。
先月28日に事態は一変。島田被告が留置所内で食事中、箸で自分の腹を刺す自傷行為を働いたのです。
その治療先の病院で起きた、今回の“逃走劇”。
捜査関係者によりますと、病室には「山か海の方へ向かう」という趣旨の置き手紙が残されていたということです。
警察は一時、緊急配備を敷き、約300人態勢で行方を捜索。そして午後になり、静岡県警は島田被告の身柄を三島市内の路上で確保したと発表しました。
警察は、男を逃走の疑いで逮捕。どのように監視をかいくぐり病院から逃走したのか、詳しい経緯を調べています。