神保大輔容疑者捜査対象に情報漏えいか 暴力団対策課の警部補を再逮捕 元警視庁警視「情報教えて…結構ある」

捜査対象に情報を漏えいしたとして、警部補が再逮捕されました。捜査用に設置したカメラ位置のリストなどを送っていたとみられています。【画像】別の日にも捜査情報漏えいか 警視庁警部補の男を再逮捕 風俗スカウトグループ「ナチュラル」に
情報は筒抜けだったのでしょうか。警視庁暴力団対策課の警部補、神保大輔容疑者(43)は、捜査対象だったグループに情報を漏えいしたとして再逮捕されました。

漏えい先は、国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」。警視庁は「ナチュラル」を匿名流動型犯罪グループ「トクリュウ」とみていて、重点的に取り締まろうとしています。

そのような敵対関係の相手に神保容疑者が漏らしたとされるのは、捜査用のカメラの設置場所などに関する情報でした。
警視庁によりますと、神保容疑者は今年7月、警視庁内のパソコンにアクセスし捜査資料を閲覧。捜査の対象になっている「ナチュラル」メンバーの名前や住所、カメラの場所などあわせて20か所以上などをリスト化し、その画面を携帯で撮影。「ナチュラル」の関係者に送信していたということです。

送信の際に使ったのは、「ナチュラル」が独自開発したアプリ。神保容疑者のスマホに、インストールされていたということです。
神保容疑者は2020年12月に暴力団対策課に着任し、2023年ごろから今年4月まで、ナチュラルの関与が疑われる事件の捜査を担当していました。「ナチュラル」との間に、いったい何があったのでしょうか。

神保容疑者と同じ暴力団対策課にも所属し、組織犯罪を長年捜査してきた元警視庁警視の櫻井裕一さんは、情報を流すよう依頼された経験があるといいます。
元警視庁警視 櫻井裕一氏
「反社会的組織の相手から警察の情報教えてよというのは、結構ある。どの捜査員もあると思います。私も実際、ありました。そこで私はもうこっちの情報なんか流せないよとはっきり言いますから。それができるかどうかだと思います」

暴力団対策課などでは、情報を流さないよう日頃から厳しく教育されるといいますが…

元警視庁警視 櫻井裕一氏
「情報をとるために(反社会的組織などと)接触したりする場合がある。例えば、一番最初は何かのきっかけを持って、話の中で『お祝いですから』『入学金でこれ使ってください。安いですけど』と言って、例えば30万、50万もらっちゃえばもうアウト」

神保容疑者の自宅からは現金およそ900万円が押収されていて、警視庁が関連を調べています。

元警視庁警視 櫻井裕一氏
「カメラって容疑者とか関係者のところに付けるわけですから、それを教えるということは、逃げようがいくらでもできる。警察官としてあるまじき行為。仲間を裏切った。私はOBとして非常に怒り心頭です」

警視庁は、神保容疑者の認否を明らかにしていません。そのうえで、「引き続き徹底した捜査によって事実関係を明らかにし、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。

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