現役教師が女児を盗撮し、SNSグループに投稿して“品評会”を愉しむ――。前代未聞の事件は7人目逮捕でようやく「全員摘発」に至った。最後の逮捕者となった教師の父と祖父が打ち明けた胸中とは。【画像】逮捕時の甲斐海月容疑者(27)。マスクで口元を覆い隠している。わいせつ動画を保存していた理由について「私のようなロリコンにとってはお宝みたいなもの」などと話しているという。◆◆◆
11月6日、岡山市内で暮らす小学校教師の自宅に、愛知県警による捜査のメスが入った。
「今年3月以降、いずれも名古屋市の現役教員だった水藤翔太被告や森山勇二被告、横浜市で教員をしていた小瀬村史也被告など、各地で立て続けに6人を逮捕。グループのメンバーは計7人。全員が小中学校の教師でした」(社会部記者)
つまり、愛知県警は岡山で、“変態教師グループ”の“最後の1人”の摘発に臨んでいたのだ。
「家宅捜索の結果、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、甲斐海(み)月(づき)容疑者(27)。押収されたSSDには少女の着替え動画1点が保存されていて、『性的欲求を満たすためだった』などと容疑を認めています」(同前)
取り調べには、「逮捕のニュースを見る度に、いつか捕まるのではないかと不安になり、ネットで入手した盗撮動画などを保存したUSBを処分した」と語った甲斐。ところが、捨てられなかった1点の動画が逮捕の決め手となった。
「その理由を『私のようなロリコンにとってはお宝みたいなもので、処分するのが惜しかった』と説明。
一方、動画に映っていたのは勤務先の女児ではなく、『インターネットで入手した』と話し、捜索時には認めていた盗撮行為についても、取り調べでは『盗撮したことは一度もない』と一転させている」(捜査関係者)
逮捕される前日まで勤務していたのは、自身の出身地でもある岡山県備前市の公立小学校だ。地元の教育委員会に尋ねると、
「2021年4月から岡山県赤(あか)磐(いわ)市の小学校で講師として働き、23年4月に新採用で現在の勤務先に赴任しました」(県教委)
「今年度は3年生の学級担任を務めており、働きぶりに問題はなかったと聞いています」(市教委)
表向きはいたって真面目な若手教師だった甲斐だが、主犯格の森山の供述によれば、就職した21年には既に“変態教師グループ”の一員だったという。そんな“B面”に困惑するのが、他ならぬ家族だ。
「僕らも何も知らんのです。息子の奥さんからの電話で知って、奥さんだって何も知りません」
今年3月、同じく小学校教師の女性と結婚式を挙げたばかりだという甲斐。実家を訪ねると、父親は意気消沈した様子で語った。
「今回は罪を犯したのかもしれない。でも僕からすると、どこへ出しても恥ずかしくないような息子でした。トラブルを起こすなんて、これまで1回もなかった。逆に他の人に頼られるような子。物腰が柔らかい、大人しい子ですよ」
教師は長年追い続けた「夢」だったという。
「息子は幼い頃から『小学校の先生になるのが夢』と言い続けて、一度も曲げなかった。どうしてSNSで知らん人と繋がって、こんなことになったのか……」
一方、捜査の進展に怯えながら、自ら出頭することなく、教壇に立ち続けた。
「最後に会ったのは1カ月くらい前で、変わった様子はなかった。まずは反省して、罪を受け止めて、先のことを考えてほしい。僕もパニックで、申し訳ないとしか言えないです。本来は子どもらの面倒を見るのが先生の仕事なのに……」
離れて暮らす祖父にも話を聞いた。
「俺からしたら、ええ子やから。はっきり言うて。悪いことするなんて信じられん。あんだけ真面目な子がなあ。悪いことなんて、今まで1回もしたことない。学校の先生になった時にはみんな喜んどったんやけどなあ。嫁さんもおるのに、なんでこんなことを……」
裏切りの代償は計り知れない。
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週刊文春では「 変態教師撲滅キャンペーン 」の取材を進めています。教員による性犯罪 などに関する情報を文春リークス( https://bunshun.jp/list/leaks )までお寄せ下さい。