タイ少女の親族「子どもを売ったわけじゃない」 母親が日本に連れてきた理由は?

12歳の少女が性的な接客をさせられていたとする事件で、少女の親族が取材に応じました。【画像】解説「人身取引」国内で増加のワケ…去年保護された被害者66人、日本人は58人
記者
「午前7時過ぎです。タイ当局が今、羽田空港に到着しました」

12歳の少女の人権はなぜ、奪われたのか。
タイ警察 人身売買対策センター所長 タッチャイ氏
「この許されない事件に関わったタイ人がいないか、情報を集めなければいけない」
都内のリラクセーション店で、タイ国籍の12歳の少女に性的な接客をさせたとして、経営者の男が逮捕された事件。

少女は性的搾取などを目的に人を“引き渡す”「人身取引」目的で、母親に日本に連れてこられたとみられています。

しかし来日から2週間後、母親は少女を店に置き去りにして帰国。言葉も通じない国にひとり残された少女は…。

少女
「台所の隅に寝泊まりしながら、客が入ると店内の部屋で性的マッサージをしていました。『いやだ、やりたくない』と思いました」

約1か月で60人ほどを接客。62万円あまりを稼がされたという少女。店の取り分を引いた残りの金額は、母親の関係者に送金されていたといいます。
事件のカギを握る母親は今…。

記者
「母親は台湾で身柄を拘束され、収容所内に収容されているとみられます」

日本を離れたあと、売春に関わった疑いで拘束。不法滞在の疑いで現在、身柄は台湾の入管施設に。

少女を日本に連れて行き働かせていたのは、借金返済のためとみられています。

少女自身も…。

少女
「私が働かなければ家族が生活できないと思い、我慢するしかない」
タイにいる親族に、話を聞くことができました。

親族、祖母
「(母親は)借金だらけで20万バーツを借りていた。子どもを産むためにお金がかかった」

日本円で100万円近く借金があったという母親。

台湾に行った理由については…。

「子どもの飛行機代を稼ぐために(母親は)台湾に行っていた。子どもを売ったわけじゃない」

少女を迎えに行くつもりだったのでしょうか?

   ◇

日本とタイの当局間で協議がまとまり次第、母親は両国のどちらかに送還される見込みです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする